2011年11月12日土曜日

中国日記 龍遊紹介編

チャイナラリーから帰ってきてはや1週間。
ラリーに行ったからには何かレポートをと思っても、出てないラリーの話はなかなか書き進まないですよ。コレが。そんなわけで、ラリーの中身についてはクスコさんやハセプロさんに任せて、ギャラリー風(ギャラリー専門の人ほどラリーを見ていないので、ギャラリー風は失礼かも)に書いてみたいと思います。

ノリピーのラリー日誌ANNEX-20111101関空今回は10月31日に千歳から大阪に移動し、11月1日の午前中に関空からANAで杭州へ。杭州から龍遊まではマレーシアですっかりお世話になっているMRUが手配した車に便乗させてもらった。中国はジュネーブ条約加盟国でないため、国際免許で運転できず、レンタカーも借りられず(レンタカー自体は有る)あちこち行くにはいろいろ不便です。上海入りにして例の高速鉄道に乗ってみようかとも思ったけど、前に上海に行った時、鉄道の切符を買うのは結構大変だった気がするので、車があって助かった。ありがとうございます。杭州の空港から直接高速に乗り、“金華ハム”で有名な金華市を経由して3時間くらいで龍遊に着きました。


ノリピーのラリー日誌ANNEX-20111101町の様子いわゆる”龍遊”と呼ばれる町は衢州市龍遊県の中心地ということになるらしい。推定人口30万人ほど。県とか市とかの定義が日本と違うことに注意。中国の人口の感覚は日本とかなり違い、大体、5分の1くらいの人口規模の町の雰囲気を想像するとちょうどいいと思います。車もそれなりに走っていますが、庶民の足としては3輪貨物(ミゼットみたいなヤツ)や電動スクーターの方がメジャーかも。気候は西日本に似ているだろうと思う。今年はとりわけ暖かいとのことで、朝が17℃くらい、日中が23℃前後でした。名物は竹とみかん。


ノリピーのラリー日誌ANNEX-20111112川で洗濯サービスパークの裏を流れる川は衢江。それなりににごっています。町中の川岸は公園風に整備されていて、毎朝オバちゃん(一部おねえちゃん)が洗濯に来る。うっかり洗濯物を流されてしまわないように、”網戸”が活用されていました。足元の川の中に網戸を置いて、その上で洗うの。ちなみに洗剤を使ってすすいだ水はそのまま自然の浄化作用に任されます。






ノリピーのラリー日誌ANNEX-20111112河岸公園河岸公園はこんな感じ。この左手の路上がサービスパークです。そういえばこの公園にはペットボトル拾いのおばちゃんたちがいました。サービスパークのテントの中まで入ってきてごみ箱に捨ててある空ペットを拾っていきますよ。聞いた話によると10本1元で売れるとか。3~5元くらいあればご飯が食べられます。







ノリピーのラリー日誌ANNEX-20111112町の様子上からホテルの窓から見た龍遊の町並み。写真の左側に衢江があり、その対岸は今すごい勢いで工業団地として開発されています。







ノリピーのラリー日誌ANNEX-20111112レンガ村
市街地を一歩出ると、農村地帯が広がります。龍遊の町の近くにあるこの村の畑にあった作物は稲、みかん、青菜類、綿花、大豆など。村のメインロードがSSコースです。







ノリピーのラリー日誌ANNEX-20111112鶏
村のニワトリは放し飼い。どこでも勝手に歩き回っています。アヒルも放し飼い。こういうニワトリを中国語で”土鶏”と呼ぶらしい。
それにしても美味しそうなニワトリ・・・






ノリピーのラリー日誌ANNEX-20111112村のマーケット南の方のSSに近い渓口のマーケット。こういうとこ来るとワクワクしますなあ。食品の他、竹の名産地らしくザルやセイロやその他いろんな日用品を売っている店などありました。






ノリピーのラリー日誌ANNEX-20111112三門源こちらは龍遊県の北端のリエゾン区間にある三門源村。何百年か前からの建物が立ち並ぶ小村です。景観保存地区(のようなもの)に指定されている、と看板に書いてありました。





ノリピーのラリー日誌ANNEX-20111112三門源住宅とある住宅の中。石造りの入口を入ると、天井が高く、中が吹き抜けになっています(石とか木とか置いてあるところは天井が無い)。柱の上方や扉など、目線より少し上のところは一面に彫刻がほどこされています。人物だったり、植物や幾何学模様だったり、意匠はさまざまですが、どれも精巧で美しい。





ノリピーのラリー日誌ANNEX-20111112店員人々は素朴でフレンドリー。上海行ったときなんか最高に無愛想でしたよ、店員さんが。それが中国の全てだと思っていたことを反省。






近代化と伝統のはざまにいる町、龍遊。。ラリーの冠スポンサーになっている”華飛庄園”は住宅団地のディベロッパーで、今、おしゃれな雰囲気の新しい住宅団地を作り、市街地をどんどん広げている真最中でした。そんな会社がラリーの冠スポンサーになるというあたり、中国の今を垣間見た気がしました。

ラリー編に続きます。

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