2016年11月30日水曜日

India Rally 2016 移動日

おはようございます。インドカルナタカ州バンガロールまでやって来ました。
昨日の日本時間朝8時に家を出て、インド時間(日本より3時間半遅れ)午前0時に入国、ホテルに着いて、今午前10時前です。
これからレンタカーを受け取って、開催地まで250km。
先発隊によれば10時間くらいかかるとか、交通ルールは有るけど無い(これはサンジェイさんからも聞いていた)とか、どうなるのか怖いもの見たさですが、今日も1日移動日になりそうです。とりあえずwifiが使える時に更新しておきます。



2016年11月13日日曜日

Malaysian Rally 2016

本当は先週の土曜日に更新するつもりだったんです。
それがこの書き出し。
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月曜日の夜中に札幌に帰ってきて、寒さに負けて先延ばしにしている間に、またしても職場の敏腕スポーツ記者からそれとなく「更新はまだか」とのお叱りをいただいてしまいました。そして、あろうことか2週連続のイベントですよ?どうなっちゃってるんでしょう?そんなわけで、次の記事を書く前になんとしてもマレーシアの記事を書かねばという覚悟で、初めてJALに700円払ってWifiの使用権を購入してみました。もっと遅いのかと思っていましたが、なかなか快適です。

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なのに、結局新城を先に更新してしまいましてO泉先輩申し訳ありません。
ちなみに、JALの機内Wifiは思った以上に快適でした。が、富士山を眺めたりしているうちにあっという間に着いてしまいました。


 「乗るはずだったクアラルンプール行きのフライトがキャンセルになった」というサンジェイさんからのメッセージで始まった今回のマレーシアラリー、スタートするまではたて続けに事件が発生し、どうなることかと思いましたが、スタートしてしまった後はことのほか順調に進み、今年ここまで4戦中、一番良い結果でフィニッシュすることができました。

 MRFのファビアンと、チームメイトのマイクが脱落したことでAPRCの登録ドライバーのうちの2位フィニッシュ。また、マレーシア選手権にもエントリーしていて(APRCと国内戦両方にエントリーできる)、こちらは地元の最速ドライバー、カラムジット・シンが車のトラブルに悩まされる中、堂々の優勝。サンジェイさん自身、Facebookページに"Very Very Happy!"と書く喜びようでした。ヒンドゥーの人たちにとって1年で最も大切なデパバリの期間の好成績で、嬉しさもひとしおだったと思います。マレーシア選手権は何度も出てますが、そういえばお互い総合優勝は初めてだ。

 ペースノートについては今回もかなり要修行で、私の反省点でもあります。長い直線の間に大小のクレストが何個も出てきて、最後から2番目は飛んじゃダメ的なものをどう表現するか、いまだに悩ましい。また、今回は北海道に続いて一部マイクのノートを参考にさせてもらったのですが、必要と思うクレストや目標物を足していく作業もかなり煩雑で(マイクのにはそういう情報があまり入っていない)、いろいろやり方を考えていかなくてはと思うところです。でも、ずっと課題にしているペースノートが、今年初戦のNZの時などに比べればはるか良くなってきているのを実感できたことは大きな収穫でもありました
今年4戦目、クルーのコンビネーションもようやく上手く回るようになって来た気がします。


以後、恒例の「どうでもいい写真で振り返るマレーシアラリー」です。

まずはレキ中の出来事から。
朝、薄暗いうちからホテルを出て、ほんの2本目のステージでレキ車にトラブル発生。


走行不能になり、ずいぶん待ってオフィシャルのRV部隊に助けてもらうの図。トラブルの現場でレスキューが生き生きしてるのはどこも一緒のようです。この後、車検からかけつけてくれた三枝メカとロンさんのおかげでまた走れるようになり、1.5時間くらいの遅れでレキの隊列に復帰。怪しい風が吹き始めたのはこの頃。

次のステージはクローズ10分前に何とか入ることができ、1周りだけようやく通過。この間に豪雨となり、その次のステージは1周目からこの洪水です。


来し方・・・・
(1台ずつレスキュー隊に引っ張られて川を渡るところ)


行く先・・・・
(この先がダメでUターンして引き返してきたところ)

足元の橋の両側から川があふれ続けて、来た道も行く道もみるみる川に。

結局、ずいぶん長いことステージの中にいた挙句、またもRV部隊のお世話になり、なんとか脱出。橋の上で一夜を明かすことにはならずに済みました(正直ちょっとワクワクしてましたすみません)。脇道からステージ外に出ることもできたそうですが、無理の利かない普通の乗用車で1台きりで隊列を離れ、迷子になった挙句、レスキューも来ないところで行く手を阻まれる可能性もあったわけで、どうするべきだったのか難しいところです。


これは本番中。湯上り風サンジェイ。


ステージスタートはこんな感じです。奥の方に月のマークの看板が見えますでしょうか。この国のメディカルの看板は月のマーク。Wikipediaによればイスラム圏でも赤十字を使っている国もあるとのことで、いろいろ解釈はあるようです。


本番中唯一のトラブルといえばこれくらい。フロントで10㎞以上走りましたが、ビクともせず。エンケイホイールはいつものように丈夫でした。最新モデルRC-G5はちょっと洗うのが大変そうに見えますがいかがでしょうか。


エンケイといえば、サービスパーク遠景です。
休日はかなり混雑するショッピングモールのド真ん前ですが、ショッピングのついでにラリーを見に来る人はそんなに多くないように見えました。モールの中はイトーヨーカドーやイオンのように、メイン店舗と専門店街に分かれています。トイレは有料で20セン(5円くらい)。いわゆる洋式はいつも便座がべちゃべちゃに濡れていて、長い間どう使うのか謎でしたが、今回ようやく、使用前に自分でべちゃべちゃにし直して(いろんなものを洗うホースが各個室についている。ちなみに紙はついていません)、きれいなべちゃべちゃの上に座ればいいんだなと、なんとなく大発見した気分。で、本当はどう使うのが正解なんでしょうか?


ついでにもう一つトイレの話を、HQホテルの裏にフードコートがあり、そこに「大禁止」のトイレがあるんですよ。この謎も今回解けました。


トイレの話の後で恐縮ですが、今回一番フォトジェニックだったごはん。チキンライスです。


初めて食べた果物「タマリンド」。ネット情報によれば乾燥してこの姿になるようです。サンジェイさん曰く「食べだしたらやめられないよ」とのことで、確かにそうかもしれない。味は干し柿に似てますが、もうちょっと酸味もあって、美味しいです。中に果肉に包まれた種が入っていて、果肉部分を食べます。スーパーに行ったらこの実と塩で作ったタマリンドペーストが売っていたので買って来ました。こちらは梅干しみたいな感じ。ただし、種とか筋とか殻とかいろいろ混ざっていて、今一つ使い方がわかりません。ペロッと口に含んで、果肉を味わったらペッペッペッという感じです。


ショッピングモールの前に貼ってあった寿司?の写真。ですが、この太巻き風のものは何で巻いてあるんでしょうか?キュウリかピーマンに見えるのですが、果たして・・・?


次回は今シーズン最終戦、南インド、カルナタカ州のチクマガルルという町からお伝えする予定です。コーヒーのプランテーションの中のステージは、フラットでややツイスティとの噂ですが、その実態を知る人はあんまりいないようです。通信事情については不明ですが、なるべく更新したいと思いますので引き続きよろしくお願いします。

2016年11月7日月曜日

TGRラリーチャレンジ特別戦「新城」

マレーシアの記事を書きかけのうちに次のイベントが終わってしまうという非常事態です。
時間が足りなさすぎる!きっと自分で意識しないうちにSNSやなんかで相当時間を無駄遣いしているんだと思います。いやねえ。

そんなわけで2月に一緒にスノーラリーに出た笠原君が順調にポイントを稼ぎ続け、とうとうイースト地区C0クラス(アクアクラス)のシリーズ1位になったということで、TGRラリーチャレンジ各地区各クラスの上位3位までを招待して開催される新城大会に行ってまいりました。車は2月の時と同じTRDの黄色いアクアです。今回もTRDの皆さまに大変お世話になり、ありがとうございました。



なんだかんだ言って2007年からラリーチャレンジを含めれば新城ラリー皆勤賞なワタクシ。

2日ともこんなにいい天気だったのはたぶん2回目くらいじゃないかと思います。絶好の行楽日和だったというのもあって、ラリーチャレンジのスタート会場はこの人混みです。特にTRDテントの周りは、斜め向かいがモリゾウ選手、通路を挟んで隣が哀川翔選手ということで、車を出すのもままならないような混み様でした。

このうちの7割くらいの人は、たぶんコアなラリーファンではなく、その多くはラリーがなんなのか良く判らずに来ている(会社のつきあいとか)だろうというところが、すごいです。だって、その人たちはみんな「新しく生のラリーを知る」人たち、ということですし。しかも自動車関連の仕事をしている率も非常に高く、ということは、製品開発とか販売とか、そういう場所に、ラリーを知っている人が増えるということでもありますし。

また、選手を喜ばせる、立てるという点でもラリーチャレンジはとても見るべきものがあると思いました。チャンピオンステッカーとか、バナーとか、ちょっとしたものでも特別感を出しているなあと、ついJMRC北海道運営委員目線になってしまいましたが。

とにかくいろんな面で新鮮で、そして一方、自分はちょっとずつズレてました。例えば初端のセレモニアルスタートでは、後半ゼッケンはは時間が押していて、何もインフォメーションが無いまま結局TC0をスタートリストから2分遅れでスタートしたんですけど、何分か前にラリークイーンが立って、テレビカメラが映している横を歩いてTCに確認に行ったのはなんだかひどく場違な感じでした。なんかすいません。




ラリーは無事完走し、アクアクラス7台中2位になりました。ドライバーの笠原君は2位な自分に納得いっていない様子でしたが、より速く走ろうとするモチベーションが沸いたということかと思います。速いドライバーになれるよう、来年に向けてこれからの冬シーズンに精進してください。

さて、札幌に例年より早い大雪が降り、もう冬気分、シーズンオフ気分満点ですが、今シーズンはまだあと1戦残ってます。未知の大陸、インド。とりあえず正露丸持参の上、水にはよくよく気を付けたいと思います。

その前に半分で止まっているマレーシアのまとめ。ではでは。