2014年12月31日水曜日

2014ゆく年くる年

オフシーズンに入って、2014年のラリーシーズンも遠い昔か幻かと感じられる大晦日です。

良くも悪くも内容の濃いこの1年に得たことは、自分の物として吸収していく過程で徐々に結果に現れていく予感がします。来年の予定は未定ですが、どんなシーズンになったとしても今後とも応援していただければ幸いです。
今のところ1月25日の北海道ブリザードラリーに出るのは決まっているので、近場の皆様、千歳でお会いしましょう。

では。良いお年をお迎えください。



2014陸別まちチョコ!冬季限定発売。

2014年12月1日月曜日

11月の出来事

約1ヶ月のごぶさたでございました。
なんとなくブログを更新しなくてもといいような気分になっていると、いつまでも更新しない事になってしまいそうなので、30,000kmの道のりを絵日記風ダイジェスト版でまとめてみようと思います。


牧草地に羊が遊ぶ美しい風景から始まるはずの旅が・・・都合により美しい枯山水から始まったのであります。


道端の彫刻もおみごと。地球温暖化のおかげでまずはエキソヂックな東洋の美を堪能する旅に。


それに比べるとなんてことない近所の砂利道みたいですが、Wales Rally GBに行ってきました。意外かもしれませんが、初めてのヨーロッパ(島だけど)です。最近はインターネットで相当いろんなことができるので、旅行に行くのが本当に簡単になりました。ハタチの頃はリコンファームの電話かけるのがプレッシャーだったように思う。


昨年の最終SSだったGreat Orme の道。こんなステージを走るラリーに出てみたい。
普段は一方通行の有料道路。ですが、車でというよりは歩いて楽しむの道のようです。(英語の)名前の由来はバイキングの言葉で大きな海竜というような意味らしい。ウェールズ語の名前は読めませんでした。


今年限りでWRCからの引退を表明したM.ヒルボネンのFORD。こんなWRCチームのテント(Hyundaiは家)が立ち並ぶスペースを一歩離れると、


国内選手権の車はバラエティ豊か。ランチア、ストラトス。
セルフサービス・・・ですか?(メカニックもちゃんといました)


一番台数が多かったのはFORDはFORDでも、ESCORT MK2だったような気がします。


そして、インプレッサといえばGC8。どおりでDemon TweeksのカタログにいつまでもGC8の部品が載ってるわけだよなあ。(GDB、GRBもわずかにいた)


QARAR AIR から眺めるDohaの街。大都会の背後は乾燥した土地が果てしなく続く(たぶん)。旅は驚きばかりだ。


話は変わります。「ノリピーの今シーズンの健闘をたたえる」というのをダシにして、職場の皆様と飲み会。本当にいつも応援ありがとうございます。写真は先輩製作のアップルパイ、RALLYという文字と似顔絵付きですよ。すごい!


そして、28日は東京・渋谷でJAFモータースポーツ表彰式に出席しました。1年間ありがとうございました。待ち時間に、今年のJN6上位陣はコドラの重さでの有利不利はほぼ無かったことが判明(たぶん)。いやねぇ。


同じ週末の30日は札幌にて、「ラリーのイ・ロ・ハ」というJMRC北海道の入門向けラリー講習会におじゃましました。参加者46名、そのうち選手でもオフィシャルでも直接ラリーに関わったことの無い、全く初めての方が10名。オフィシャル希望の人も含めてのセミナーというのは初開催だったように思います。北海道のシーズンは今度の土曜に表彰式で終わり、翌1月には早くも2015年の第1戦が開催されます。ココ見てるかどうか判りませんが、新しい方は選手でもオフィシャルでも大歓迎なので、ぜひ第一歩を踏み出してみてください。

では。11月を終わります。

2014年11月6日木曜日

新城ラリー2014

学然後知不足。


Photo by Denko

雨また雨の新城ラリー、無事フィニッシュ。
そして2014年の全日本ラリーもフィニッシュ。
振り返ればあっという間だったように思いますが、唐津から始まって嵐の日もあり晴れの日もあり、ようやく寄港地にたどりついた感じ。とうとうここに着いた!という感じです。

Photo by Denko
今回は1日目から雨。
新城の道はどれもドライバーにとって初めての道で、ノートも全て新作。そして平均速度が低く、コーナーの数もやたら多い。ノートのページ数も多い。昨年、勝田選手や卓麻選手など有力選手がハイドロでクラッシュしたこともあり、ノートを作るのも手間だったけど、昨年の他人のインカーから危ないコーナーを見つけるのも大した手間でした。


3のバリエーション。
このページのコーナー、全部3。このページだけでなく、こんなのが何十ページも続くんです(雁峰はNorthとWestの2本で60ページ)。同じような低速の道が延々と続く、それが新城の林道。書く時も、読む時も、ちょっとでも何かに気をとられたりしたらあっという間にロストしそうな雰囲気がプンプンしてますな。

Photo by Denko
1日目はタイヤ選択に迷う余地無しでしたが、2日目はそこが悩むポイントでした。
中途半端な時が悩み時。

えー雑多に行ってみます。

Photo by Denko
今回、00カーを務めたのはトヨタが今年度中に発売するという燃料電池車。実はワタクシ、15年ほど前に「低公害車」をアピールする仕事をしていたんですけど、その頃はまさかこれが実用化される日が来るなんて思いもしなかったです。未来、来てるなあ。

Photo by Denko
一方、選手の方はガイシャと古い車が多かったような気が。サービスでもACCRのクラシックカー部隊の皆様にお世話になりました。このカワイイのはお隣のサービスの選手。無事完走。(壊れなくてよかった)

Photo by Denko
アラモからはトシとヒロキの2台体制。遠目の写真だとどっちがどっちだか判らない時が多くて困る(いや、そんなに困ってはいないんだけど)。ヒロキはデイ1のセクション2でデイリタイア。

Photo by Noppo
サービスにトミ・マキネン現る、だったらしい。この頃ワタクシはまだパルクフェルメエリア周りで仕事中でした(涙)。デイ1にはケニアの英雄パトリック・ジル現る。コドライバーの前に何にも無いことにたいそう驚かれました。「ハルダは無いのか!」・・・ハルダはさすがに使ったことないなあ。今週のレジェンドオブラリーに出る人たちは使ったことあると思うけど。


今回は豊川インター周りに泊まり。豊川駅から新城行きの路線バスに乗るという、稀有な機会をいただきましたよ。1時間に1~2本。私が乗ったバスはなんと「貸切」でした。無くならないかどうか心配だ・・・


木曜日に黄金色だったイチョウは予想通り丸裸になってました。
さあ、冬がやってきますよ。

2014年11月3日月曜日

新城ラリーデイ2

もう昨日のことになってしまいましたが、2位のまま無事フィニッシュ。その後、約5時間のリエゾンを経て群馬泊まりで通勤電車。今ココ。
シリーズでは3位になりました。初戦から最終戦まで、ラリー北海道以外はずっと同じカーナンバー、すなわちずっとシリーズ順位は3番だったような気が。

これから通勤電車で東京まで行って北の島に帰ります。今晩は雪予報か…

2014年11月1日土曜日

新城ラリー デイ1

朝からず〜っと雨もようで、大ガマン大会な1日でした。本日2位で無事に走り切り、車の外装も泥で汚れただけだったし、少なくとも悪くは無い1日だったと思う。明日もがんばります。
そして写真を撮っていなかった…

新城ラリー レキ日


まあ、それなりに順調です。
明日は雨になりそう。今回は喋り切れるだろうか…

2014年10月30日木曜日

今週末は新城ラリー

4月から始まった全日本ラリーもあっという間に最終戦、新城ラリーでございます。毎年行っている新城ですが、全日本の新城に出るのは地味に3年ぶりです。
今年を締めくくるにふさわしく、またしても雨予報らしい。SSは12本91km。
明日金曜がレキとブリーフィング、土曜日曜が本番です。せっかく外でのイベントもたくさん企画されてるんだし、なんとか天気がもってくれれば良いですが。いや、選手的には雨もウェルカムなのか?どうなんだろう??
お時間の取れる方はぜひ観戦にいらしてください。では。
写真は秋も名残りの札幌のイチョウ。


2014年10月23日木曜日

M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ

我が身の丈を知れ。

 Akiko Denya
ホテルの近所のラーメン屋の絵馬色紙はこう続きます。
「登竜門の足掛かりとなる年」。

りんごをいただきました。
既報のとおり、ハイランドマスターズはJN6クラスの2位でした。ラリー北海道が終わって2週間と少し、いろいろな後作業をやって、北海道地区戦に行って、ハイランドの予習をして、もうあっという間に出発。時間は作るものとはいうけど、もうちょっと時間がほしい感じです。

JN6クラスは、勝田選手が全ステージベストタイムのパーフェクトウィン。奴田原選手が追い、さらに最初に出遅れたトシ新井選手が追うという展開。その後どれだけ競ったかというと、全ステージを終えて、奴田原選手とトシ新井選手のタイムがコンマ1秒まで全くの同秒!だったくらいです。これはさすがにビックリ。

3位以降も差が小さく、ミスした者から落ちていく感じでした。そんな中、デイ1を2位のタイムでフィニッシュし、更に確実に上位完走するべく夜のサービスでタービンを交換した奴田原選手が、サービスアウトに間に合わず、30秒のペナルティで6位に後退。デイ2は4位につけていた福永選手がスピンで6位に後退、そのまま最終的な順位となり、奴田原選手が5位4ポイント+デイポイント1=5ポイントを掴み取ってチャンピオンを決定。なんというか、派手なタイムの出入りはないものの、息詰まる投手戦のような、緊張感のある、ターマックラリーらしい展開でした。

コドライバー的にはラリー北海道を終えて、なんか仕事に余裕が出たような気がしましたよ?そんな能天気なことでいいのかという気もしますが、以前よりいろんなことを考える余裕があったように思いました。

ここからは雑多な話題で。



今、この地域の話題といえば御嶽山3,067m。サービスパークは飛騨川の谷を挟んだ向かいの山にあり、噴煙を上げる御嶽が良く見えます。(ラックの皆様勢ぞろいなところに他意はありません)


朝は0℃近くまで気温が下がり、草もサービステントもパルクフェルメに置いたラリー車も霜で真っ白。ちなみにサービスパークの標高は約900mでした。さむ。この高原の気候を利用して、この辺りではりんごの栽培が盛んなようです。


高山の朝は霧。
写真はイメージです。上から見たらこんな感じなのか?よく晴れて気温が下がった朝に、谷に沿って霧が発生しているのがお分かりでしょうか。高山もホテルの周りは濃霧でしたが、標高が高いサービスパーク方面はスッキリした青空でした。

Akiko Denya

夜のサービスパークにて。無事夜のSSを走り終えて整備中。
いつもながら全体的にタイムスケジュールが間延びした感が否めず。それはきっと夜にSSをやろうとしているからだと思うんですけども。確かにこの季節、日がかげると急に気温が下がり、路面温度も急激に下がります。

Akiko Denya
腕をふるうサービスのおかあさん。北海道からわざわざおつかれさま。親子丼も豚汁もカレーも、どれも美味しかったデス。


Akiko Denya

今回のギャラリーステージは、駐車場でジムカーナ(ダートラ?)×4回。だけ。
ココ、牛牧線とつないで林道の一部としては使えなくなったんでしょうか?せっかくいいフィールドがあるのにもったいない感じです。来年に期待。


ほんの数日間で北の大地では紅葉が進んでいました。高山も寒かったけど、紅葉はコッチの方が早いかな。次はもはや最終戦!もはや来週!新城ラリーです。有終の美を飾れるよう、がんばろう。

2014年10月19日日曜日

ハイランドマスターズ デイ2

無事にフィニッシュ。昨日、奴田原さんがサービス時間オーバーで30秒のペナルティをもらったため、2位になりました。

今回でドライバー、コドライバーとも奴田原/佐藤組のチャンピオンが決まったようです。おめでとうございます!

2014年10月18日土曜日

ハイランドマスターズ デイ1

ハイランドデイ1無事終了。大きなトラブルは無く、最後のサービスも時間が余るくらいでした。現在、タイム的には3位です。
ビデオで見たら「crest late minus four left exit braking and double caution minus three right slippy」を3.5秒で読んでいたなんて、もう2度と出来る気がしない。。。なのに明日まだ2回もそこ使う。明日もがんばります。

2014年10月16日木曜日

今週末はハイランドマスターズ

一気に秋が深まってまいりました。今週は全日本ラリー第8戦、ハイランドマスターズで飛騨高山に来て…と書きましたがまだ着いていません。ただいままだ群馬県内。先は長いです。
明日は午前7時からレキ、明後日は朝に車検があって午前10時に1号車スタートです。どんな勝負になるものか…今のところ天気は晴れ!今回こそ晴れのターマックを走りたい!土曜日の高山の朝の気温は2℃の予報です。サービス会場はさらに標高高いので。寒そう。。。

2014年10月4日土曜日

Rally Hokkaido

Flat left 200 Flat Jump 250

 動画が見られない場合はここをクリック(c)APRC TV
 


国内最高速バトル、無事フィニッシュ。レキの時、あまりの草深さと荒れっぷり(一部)に「サファリみたい」だったクンネイワの平均速度は115km/h。モントレーも速度は高かったけど、ここは狭いグラベル林道。オンボードを見たらSTIの260km/hスケールのスピードメーターの右半分しか使っていない感じです。いろいろありましたが、バンパー以外ぶつけて壊すことも無く、パンクも大きなメカニカルトラブルも無し。

結果はAPRCの総合2位。ワークススペックのSKODAの2台のS2000マシンとは車自体のスピードが違うため、元々、自力で取れる予想最高順位は3位。Gill/MacneallがSS8でコースアウト(このシーンも上の動画にありましたね)したため、1つ上がって2位。トップのKopecky/Dreslerはしっかりキープペース。「もしかして、25秒差をキープしようとしてる?」と聞いたら違うようでしたが。ともかく、相手は調整モードとはいえ、ベストタイムのステージも何本もあり、ドライバー的にはどうかわかりませんが納得の結果だったと言えましょう。

コドライバー的には、この手の十勝のラリーはラリー北海道2003からラリージャパンと合わせて10回以上出場していますが、またたくさんの新しい経験をしたラリーでした。その中にはあわや!というものもありましたが、とにかく、とにかく無事終わった。かみくだいて自分のものとしていくのはこれからであっても、そのネタだけはたくさん持ち帰れたので、忘れないうちに思い出しておきたいと思います。

そうそう、今回驚いたことといえば、SS4Yamwakkaを走行中、ものすごくリラックスしている自分に他人事のように気づいてしまいましたよ。普段あまり感じたことのない不思議な感覚でした。ま、起きていてリラックスできたのはそういう時間だけだったような気もしますが。Kunneywaはスピードが高すぎてその境地に至れず。普段からそういうステージを走っていれば慣れるものだろうと思います。


今回、帰ってきてから写真を見たら、旅日記的記録が全く無いのです。なので、順にレキ日から。デイ2、朝イチのHonbetsuです。天気はレキの1日目に雨が降りましたが、以降はおおむね良好。デイ2のAshoro longが雨&霧だった以外はドライコンディションでした。
お気づきの方もおられますでしょうか?この車、2012年にTakumaxさんと出た時ににお借りした、あの車です(工藤君ありがとう)。お懐かしや。そしてTakumaxさんクラス優勝&JN5チャンピオン決定おめでとう!

photo by Kenji Noppo Ohashi
レキの後にはHQにて全日本&APRCのスポット参戦日本人クルーのメディアカンファレンス。あれは「ざっくりと日本のラリー」を対象としたJRCAのメディアカンファレンスだったのか?

photo by Kenji Noppo Ohashi


その後、ラリーショー。ラリーショーは毎年ありますが、いつも遠巻きに見ている人だかりの中がこういう風になっているとは。ヒロキ&ナオヤ組と並んで机を出し、席を立つ間もなく時間いっぱいサイン会でありました。たくさんの応援ありがとうございました。そうそう、去年のスタートの時、ポディウムで結婚式を挙げたおふたりにもお会いしましたよ。
その後、セレモニアルスタートとSS1があり、オーバーナイトパルクフェルメ(車両保管)に入れてこの日は終わり。


デイ1の朝は例年より少し遅い7時頃にスタート。

photo by Masao Yamamoto
SS2 Rikubetsu Longにて。


SS7の後、陸別リモートサービスにて。ガムテープはやっぱり各色必要揃っていると便利です。大きなトラブルは無し。


SS6Pawse Kamuy前にて。バンパーが壊れがちなラリーであります。

そろそろ長くなってきたので端折ります。その後、デイ1、デイ2とも大きなトラブルもタイムロスも無し。そういう時ってそういうもんだよなあ。


デイ2、SS17 Ashoro Long 前。デイ1と並び順が変わっています。ちょっと判りづらいですが、Skoda Fabia、小さいです。ベース車のサイズは全長3,992×1,642mm。CAミラージュと同じくらい。ちなみにGVBは4,580×1,795mm。その後ろの新型は4,595×1,795mm。

photo by Toshiyuki Taniguchi
そんなわけで、無事フィニッシュしました。連日残業続きのサービスの皆様もお疲れ様でした。

今回、旅日記が無い代わりにキャラ日記を載せてみます。

photo by Kenji Noppo Ohashi
ラリーショーに突如現れた陸別のしばれちゃんとつららちゃん。


WURTHちゃん。正式な名前はわかりません。デカかった。

photo by Kenji Noppo Ohashi

奈良のせんとくん・・・見えないか。上下の真ん中くらい、左右の左から1/3くらいのところにいる茶色い方です。サイズ的に中味は女の人と思われます。帯広のぶたどんマンも来ていましたが、写真を撮り忘れました。

photo by Toshiyuki Taniguchi
大会公式メイド?の2人とコスプレーヤーの方々ととかち青空レディ。もうなんだかよくわからなくなってきましたが、おあとがよろしいようで。

2014年9月29日月曜日

ラリー北海道 デイ2

ラリー北海道デイ2、無事に完走しました。総合2位でフィニッシュ。昨日に続き25〜30秒差をコンスタントに保たれ、ちょっと勝ったらまた離される展開でした。
皆様に感謝しつつ、詳細はまた。

2014年9月27日土曜日

ラリー北海道 デイ1

全然ブログの更新ができていませんでしたが、ラリー北海道デイ1、無事完走しました。ただいまMRFのコペッキー選手と25.4秒差の2位です。3位のCusco柳沢選手とは約2分差。25秒差といっても、MRFのジル選手がコースアウトしてからコペッキー選手は調整モードに入っているので、マトモに行って詰まる差ではないのですが。
明日も無事完走したい。がんばります。

2014年9月23日火曜日

今週末はRally Hokkaido

今週末は帯広にてRally Hokkaidoに出場します。

全日本選手権ではなく、Asia Pacific Rally Championship の方ということで、なんか新鮮な気分です。個人的には全日本と併催になってからAPRCの方に出たことが無いので、APRC Rally Hokkaidoに出るのは、初めてインター格式のラリーに出た2003年以来の11年ぶり。登録選手ではないのでポイントはつかないし、たぶんAPRC TVのプロモーション映像にも出ないし、表彰式でシャンパンファイトも無いみたいですが、総合優勝目指してがんばります。車はARAI Motorsports特製我が家のおでかけカレンダーにも載っているあの車です(新型ではありません)。

今日はあとレキ車に小物を付けて荷造りしたらだいたい準備完了。お彼岸の墓参りにも行ったし、前々からの準備が必要なものは全部揃っているはずだ。はずだ。はずだ。明日の朝移動です。

ところで、選手の皆様、トラッキングシステム”Rally Safe”の使い方は予習しましたか?
一昨年TAKUMAX選手とリタイアした時、どのボタンを押したら良いのか、実はよくわかりませんでした。正確に言うと、止まった時に自動的に3色の画面が出て緑の"OK"、黄色の"HAZARD"、赤の"SOS"のどれだ?と聞かれるんですけど、最初にOKを選んで、次にどうすれば良いのか判っていませんでした。(←結局、それ以上は何もしなくてよかった)

今回予習したところによると、止まった時は機械が自動的にHAZARD(緊急対応は必要で無いが、コースで邪魔になっている)の信号を本部に送っているので(一定以上の衝撃があって止まった時は最初からSOSらしい)、それをOK(緊急対応不要、コースもクリア)に変更したいときはOKの下のボタンを、SOS(要緊急対応)に格上げしたい時はSOSの下のボタンを押せという意味です。各信号はステージ内を後ろから走ってくる車にも表示されますが、後続車が「これは本当にマズい!」と思ったときは後続車もSOSを押す(そしてアシストする)、それによって「本当にマズい!」ことは誤報ではないとHQで確認されるとのこと。

普段OKマークを出しているケースが「OK」と「HAZARD」に細分化されるので注意。そう言われると、アナログなOK(緑)/SOS(赤)マークにも、3枚組かなんかにしてHAZARD(黄色)が欲しいなあ。ぎりぎり1車線開けて道にはみ出して止まってるときとか、HAZARD出したいですよね。

その他にもラリーコンピューター機能や、追いついて抜かす時に使う「overtake」ボタン、スロー走行を後続に教えるための「slowdown」ボタンなど、いろいろあるようです。

詳しくはRally Safeのホームページ のユーザーガイドや、ビデオを参考にしてください(残念ながら英語のみ)。
もちろんいろいろな機能を使わずに済むのがイチバンですが、準備しておくに越したことはないので。ビデオは先行車と後続車の画面を並べていろんな場合を表示するので、言ってることが判らなくても参考になるかと思います。

では皆様帯広でお会いしましょう!





2014年9月3日水曜日

丹後半島ラリー2014

喋りは運動だ。



と、ずっと昔に通ったボイストレーニングの先生が言っていました。声を出すのも何度も何度も練習して小脳にいく回路が太くなるように、スポーツのようにトレーニングする。そんなことを思い出しました。

モントレーとは違う写真です。
SS4、全開、高速左コーナー。
私には「白」にしか見えませんでしたが。

結果は既報のとおり、ここで見えない 「 川 」 にまともに乗ってハイドロ(またも!)で土手にヒットし、足回りを壊してデイリタイア。メカニックに来てもらって現地で足回りを交換し、自走でサービスパークまで戻り、デイ2に再出走しましたが、スペアの足回りは万全とはいえず、デイ2は1日中足回りのセッティングをいじり倒して、今ひとつパッとせずに終わった感じです。
ちなみにデイ2はその日の3位となり、僅か1点ながらシリーズポイントをもらいました。

オンボードを見返してみると、今回ベストタイムだったSS1はやはり他に比べていろんなタイミングがかみ合っている感がありました。ああ、毎SSこうありたいものだ。次のラリー北海道はノートの出来がタイムに直結してくるハイスピードコースでもあり、個人的に好きなイベントでもあるので、しっかり脳トレして臨みたいです。


SS4フィニッシュで迎え待ち中。
スイーパー通過後に開店した喫茶「やまのうえ」にて。四国の皆様、コーヒーごちそうさまでした。最近の全日本ラリーは全国各地の主催者がよそのラリーにオフィシャルを派遣する体制をとっているんでしょうか?それとも自主的に?詳しくはわかりませんが、少なくとも、九州の人と群馬の人と愛知の人と四国の人には会いましたよ。


メカニックの皆様にも、毎日残業で送り出していただきありがとうございました。

ここからは恒例の旅日記で。


太鼓山の中腹から望む若狭湾。


海沿いのリエゾンから望む若狭湾。一応、国道です。


丹後半島の先の方、経ケ岬近くの海沿いの集落。ああ風情あっていい感じだなと思って通り過ぎようとした道端に、先月はキャベツ畑の中にいたカメラマン氏を発見。
どこで撮ってもアドバン号が入っていることに他意はありません。

リエゾンの景色が素晴らしいです。ここは。SS中も天橋立が見えたりするようですが(レキの時には見えた)、全開走行中はそんな余裕は無く。あ、違う、天橋立が見える大内線はその方向には1回も走れなかったんだった・・・

日本は大きい国ではないけど、たとえばここに住んでいる人が飛行機に乗ろうとしたら、まず空港まで行くのに相当なモティベーションが必要だろうなあと思ったわけです。そう思うと、自分が持っている感覚、家から小一時間の空港に行って、(お金さえ払えば)飛行機に何時間か乗って、だいたいの所の近くまで行けるというような感覚は、ごくごく限られた環境の物なんだろうなあ、などということを考えてしまいました。


今回はまたACCRのクラシックカーの皆様とご一緒しましたよ。どんどん本格的になっていくクラシックカー軍団。。。


このメカメカしい調整ぶりが現代の車とはちょっと違うカッコ良さなのであります。

次戦は9/24~9/28ラリー北海道。APRCの方へのエントリーになります。