2015年5月4日月曜日

JMRC北海道ラリーセミナー

ごぶさたしているうちにすっかり葉桜の季節を迎えた札幌です。
3月、4月はラリー日誌に書くような出来事は何も無かったということでご勘弁ください。今年は全日本ラリーにシリーズ参戦する予定は無いので、唐津の開幕戦ももちろん行かず、主な行事は雪融けと、繁忙期と、花見でした。

大通公園のライラック5月2日

今年は季節の移り変わりが早く、すでに5月も下旬の陽気。予報によれば5月は平年より暖かく、6月・7月は平年並みということです。ということは、この先3ヶ月も札幌観光のベストシーズン、初夏が続くようなので、ぜひ札幌にお越しください。あ~イカンイカン、つい仕事モードが・・・


そんな中、ゴールデンウィーク真っ最中の5月3日はJMRC北海道主催のラリーセミナー(ペースノート編)に行ってきました。ペースノート編の開催は2年ぶりになります。個人的には昨年、一昨年とも久万高原ラリーの日程と重なっていたため、3年ぶり。今回はチラシにある 「(ペースノートの基本等) 」の担当です。



Photo credit to Kazuo Kosaka


参加者は20名ちょっと。今回は1名参加の申込者が多く、実習の時は現地で1名の方同士で即席ペアを組んでいただきました。

Photo credit to Kazuo Kosaka

午前中、座学。パワーポイント資料はJMRC北海道オリジナル、私が夜なべ仕事で作った今年の新作です。元々は最初に基本の説明をして、せきねんさんが実戦解説(3年前に来た時にはTakumaxさんが担当していた部分)をする予定だったような気がしますが、結局、エピソードを織り交ぜて座学時間を全部使って一緒に解説することになりました。



今回の資料は、ペースノートの応用的な表現の部分を大幅に減らし、すごく基本的な用語のみ扱うことにしました。例えば、クレスト。「先が見えない丘状の場所」、こんな感じです。陸別っぽいでしょ?

あまりに初級向けすぎて、中級者の方が退屈してしまうのではないかと心配していましたが、上手に振られて、一人で喋っていたら絶対言わないようなエピソードとかもつい出てしまったり、せきねんさんの物真似(これは内輪ウケだったかも)とかもあって、自画自賛ながら結構好評だったようでよかったです。


午後からは参加者がそれぞれの車で陸別の舗装林道に出て実際にペースノートを作ってみました。陸別町の方は林道の清掃までして迎えてくれたそうで、いつもありがとうございます。

初級クラスは参加者同士のクルーに講師が一人ずつついてマンツーマン指導です。何度も何度も林道を回って、作ったり、作られたり、作ってみせてもらったりして、最後にはみんながペースノートを作ることができました。詳しい様子はAKTさんのブログ記事などへ。ラリーやってみたいけど、相方になってくれる人もいないし、全く知らなくて気後れする、あと一歩踏み出せないという方でも大丈夫です。来年はぜひ参加してみてください。


私はせきねんさんと中級クラスを担当しました。こちらは最初に参加者同士のクルーでそれぞれペースノートを作り、他の参加者や講師作成のものとベンドや直線距離などを比べて改善点を洗い出し、また改めてノートを作成してそれを実践するというスタイルです。

例えば、本来もっとゆるいコーナーにつけるべきナンバー(曲り方にしたがってつける番号)をきついコーナーに使っているクルーには
「このコーナー(講師作成のノートは2(+))が6だったら、4、3、2、1とかいつ使うの。」といった具合です。ペースノートは奥が深いです。


このセミナーのために作った<ペースノートの書き方例>。昨日陸別にいた人なら、突込みどころは・・・わかりますよね?そんなわけで、今後もいいノート作りに精進していきましょう!

来週もまた陸別、今回はヤマケンさんとCクラスに出場です。車は「黒」。別に「黒」を借りると私がセットで付いてくるわけではありませんが。

Super Tarmac 2015参加の皆様よろしくお願いします。