2016年12月18日日曜日

India Rally 2016 旅日記編

インドは想像もつかないほど大きくて複雑な国で、私が見聞きしたのはそのほんの一部に過ぎませんが、雑多な旅日記も記録しておこうと思います。


まず、かの有名なインドの牛。乳牛っぽいのから、コブ牛風のもの、水牛までいろんなスタイルの牛がいました。荷車を引き、畑を耕し、乳を恵んでくれるありがたい存在と解しましたが、実際のところはどうなんでしょうか。家の脇のちょっとした草地から畑、路肩までどこにでもいて、一見野良のようにも見えますが、持ち主はいるようです。朝夕は連れられて歩く姿を見ることが多かったです。


ラリー看板と羊。HQの前の道を歩く馬。フリーの犬もたくさんいます。
この地域で山に入るとトラやヒョウなどネコ科大型哺乳類がいるらしいですが、残念ながら出会えず。


ラリーコースはコーヒープランテーションの中ということで、コース脇にはコーヒーノキが生えています。コーヒー園は樹高の高い木が粗に植えられ、その木陰にコーヒーノキが植えられており、背の高い木にはコショウの蔓がびっしり絡んでいました。


コショウです。このつぶつぶを乾燥すればいわゆるブラックペッパーですが、これも出荷してるのか?収穫するのが大変そう。


オーストラリア原産、ブラシの木(植栽)。そしてホテルの周りはユーカリだらけ。オーストラリアっぽい植物が結構生えてます。


真ん中の、赤い花がたくさん付いているように見える木はクリスマスの観葉植物、ポインセチア。日本の花屋で売っているものとは全く違ってビックリ(左右の紫とピンクはブーゲンビリア)。


今回は飛行機の時間の都合で少し時間があったので、帰りにちょっと観光もできました。隣町ベルールにあるChennakeshava Templeにて。1300年頃のお寺だそうです。奥に見える門から境内に入る前に靴預け所があり、全員裸足で入ります。すべすべした石の感触が気持ち良い。


こちらは近くのヘイルビードゥにあるHoisaleshawara Templeにて。ここも裸足で鑑賞。どちらも全体が石でできており、表面が見事な彫刻に覆われていました。ところどころに日本のお寺で見たことあるような神様もいて、仏教がもともとインド由来だったことを改めて思い出しました。


バナナ屋さん?果物屋はリンゴ、ブドウ、柑橘類、スイカ、メロン、バナナ、パパイヤといったかなり温帯寄りな品揃えのお店ばかりでした。どの果物もインド国内で栽培されているとのこと。そういえば昔の品種で「インド」ってリンゴがあったなあ。


八百屋のおかあさん。写真撮っていいか聞いたらトマトをくれました。生食しましたが、調理向き品種だったかも。


村の売店。チクマガルルの町中も含め、いわゆる「大型スーパーマーケット」は無く、八百屋、肉屋、ケーキ屋といった小さな専門店か、コンビニの原型のようなこういうお店がほとんどです。
サンジェイさん曰く「インドの田舎の売店には何でも売ってる」そうで、私たちはレキの最中にこのお店でディーゼル燃料を購入しましたよ。インドは奥が深いです。。。

そういえば11月に発行されたばかりの2000ルピー新札は、田舎では全く使えなかった(お釣りがない、そして売店でお釣りが要らないほどの買い物をしない。2000ルピー=3400円くらい)ので、近々インドに行く方はお気を付けください。

これにて、インド旅の雑記帳を終わります。では、また。






India Rally 2016

2016年最後のラリーは久々のAPRC開催となったインド。
事前情報が少なく、スケジュールもなんというか、可変で、いつもと比べるとかなり手探り状態で現地入りしましたが、いろいろなトラブルも含めてとても刺激的なラリーでした。


結果としては既報のとおり、APRCの3位、インド選手権の1位でフィニッシュ。シーズンではAPRCの4位、アジアカップでは2位になったもようです。まあ、順位はともかく、サンジェイさんがこの1年に確かな手応えを感じて、来年につながる成果になった(と感じているようにみえる)のは、コドライバー冥利に尽きるというものです。

一方、自分にとっては、これまでスポット参戦しかしたことの無かったAPRCに1年間通して参戦できたのは、とても良い経験ができたと感じています。時間にもお金にも限りがある中で、誰と、どういう体制で、何を目指してラリーに出るかというのは人それぞれだと思いますが、そういうことをいろいろ考えることの多い年でした。見ているかどうかわかりませんがサンジェイさん、そしてクスコレーシングの皆様、1年間大変ありがとうございました。



ラリー開催地はインド南部カルナタカ州のチクマガルル(Chikmagalur)周辺でした。州都バンガロールから西に約250㎞、町の人口は約10万人、主な産業はコーヒー関連産業と観光。デカン高原の一部で、平坦に見えますが標高は1000m以上あります。北緯13度、気候はサバナ気候で年間降水量1000mm。高原のため比較的涼しく、今は乾季で、最低15℃、最高27℃くらい、夜はひんやりするものの日中は半袖で、汗でベタベタにもならず、過ごしやすい気候でした。


インドの州はおおむね主言語別とのことですが、カルナタカ州の言葉はカンナダ語。連邦公用語のヒンディー語とは文字も文法も全く違う言葉です。ロードブックにアルファベットで「村の名前」が書いてあるのですが看板が読めません(英語併記のところもある)。


タイトルスポンサーはインドのコーヒー産業を牽引するCoffee Dayグループ。ヘッドクオーターやサービスパークからSSコースまで、ほとんどCoffee Day関連の施設内に置かれました。


サービスパークはコーヒーの焙煎工場の敷地内。


コーヒーのサービスもありました。焙煎したて、挽きたて、飲み放題です。


ラリー中のケータリングも用意されていました。本番中以外の昼・夜は近くにあるCoffee Dayグループの高級リゾート施設Seraiで、本番中の昼はサービスパーク内(これは焙煎工場の社員食堂も兼ねていましたが)での食事付きです。写真はサービスパークで用意された昼ごはん。黙っていてもカレーは毎食食べられますが、カレー以外のものを食べたければ自助努力です。


レキの様子。道は狭くツイスティで、コドライバーは常にしゃべり続けです。レキは早朝からスタートして夕方で終了し、その晩にセレモニアルスタート、翌日朝遅めスタートでシェイクダウンというスケジュールでしたが、諸事情により最後の20㎞のステージの2周目を翌日に持ち越し、翌朝も日の出前に出発する羽目に。やりのこしたレキをこなしたら即シェイクダウン。昼すぎに戻って夕方にはもうスタート、スーパースペシャルステージを走るということで、レキ以降のスケジュールはかなりキツキツでした。もうすこし速くノートの整理ができるようになりたいものです・・・


スーパースペシャルステージのコース。サービスパークに隣接する寄宿学校(きっと良家の子女が通う学校)の敷地内に作られたコースです。「コンボイで皆揃って行く」とのことで、コースサイドの脇道から入り、実際にステージを走る前に顔見せ的にぐるっと一周。たくさんの観客が見に来ており、APRCとしては今年一番の人出だったと思います。


ステージの典型的な道の広さはこのくらい。狭いです。予想はしていましたが、誰かがクラッシュしたら即ストップ、ということで止まっております。


スタートの時計はホイヤーのアナログ。シブいです。表示されている数字はスタートまでのカウントダウンです(計測器は光電管でした)。


リエゾンの様子。時々小さな町があります。あとは郊外の道で、道が広くない割に(車線がある場所はほとんど無い)リエゾンのスピードはそんなに遅くない。


サービスパークTCのお兄さんたちと。手が短いのかセルフィーの出来がイマイチだ。


そんなこんなでいろいろトラブルはありましたが、無事フィニッシュしました。


年間表彰も兼ねてTEAM MRFの皆さん。おめでとうございます。


日本ではなかなか紹介されることの無いインド選手権ですが、いくつかタイトルがあって、それぞれ出場資格や車両規則などが異なるようです。これはINRC(Indian National Rally Championship、インド国内ラリー選手権、とでも訳せばいいんでしょうか?)の2000ccクラスのポディウム。VWポロと三菱セディアが主力車種のようです。インドヨコハマがサポートしているアドバンカラーが1-3位です。ホームページの情報はあまり更新されていませんでしたが、シリーズチャンピオンも獲得したようです。表彰式を見た感じだと、IRCよりINRCの方が力が入っている印象でしたが、この辺の関係は今一つよくわかりませんでした。


さすがマルチスズキがシェア40%を誇る国、ジプシーチャレンジ(ジプシーはジムニーのインド名)というクラスもありましたよ。


今回出場唯一の女性ドライバーと。インドで女性ドライバーとしてラリーに出るのはきっと大変なことだと思いますが、来年以降、国外でも走りたいとのこと。今後、注目していきたいです。ちなみにコドライバーとして出ていた女性もたぶん1人(確認できたのはジプシーチャレンジ1位の車に乗っていた選手だけ)でした。ということは、私と合わせて2人ということか。伝統的に女性の地位は低いと言われているインドですが、一方でビジネス界への女性の進出は日本以上に目覚ましいとのことで、この辺も過渡期にあるのかもしれません。


「19時から」という夜の表彰式は、予定通り20時に始まりました。一組ずつステージに呼ばれトロフィーを受け取るという、大変華やかな長い長い会でした。

長くなったので、旅日記は別に続きます。


2016年12月5日月曜日

India Rally 2016 Leg2

マルコムによれば昨日1日で2700個ものコーナーを読んだそうで、さすがに朝から口の疲れを感じましたが、何とか無事フィニッシュ。
APRCの3位、インド選手権の1位になりました。今回もまたサンジェイがベリーハッピーな結果で終われて良かったです。チームのみ皆様今回もありがとうございました!
そしてインドはすごい所だと改めて思いました。それについては追ってレポートしたいと思います。
これから表彰式があって、その後ディナーがある予定ですが、19時から始まる予定の表彰式はたぶん1時間遅れの20時頃から始まる…んでしょうか?インド時間なので誰にも判りません。もうちょっとで始まると言っています。

India Rally 2016 Leg1

ラリー日和のチクマガルルです。
そして平均60km/hを下回るブレーキに大変厳しいコース。全車ブレーキにトラブルを抱えての走行になった模様です。

私たちも最初のステージからブレーキがスカスカになり、サービスに帰るまでにあと70kmもSSがあって、どうなることかと思いましたが、どうにか最初のサービスまで帰ることができました。そこで対策して午後はまずまず。
午前最後のSS7では道からはみ出て石を踏み、左前の足まわりを壊しタイヤもパンク。これもそのままフィニッシュでき、タイヤ交換したら絶妙なクリアランスでボディに当たらず、ロワアームが破断寸前で帰着。超ラッキーです。

で、これから明日のステージのビデオを見ようかと思った途端に停電です。復電を待ってますが、まだかな~、もう20分くらい経ちましたがいまだ復活せず。

2016年12月4日日曜日

India Rally 2016 レキ、シェイクダウン、スタート

朝5時台にホテルを出てやり残したレキに行き、サービスパークからラリー車に乗り換えてシェイクダウンへ。主催の偉い人の奥様が、うちのお庭でやるのよ、と言ってたとおり、プランテーションで働く人の家が立ち並ぶ村の中やコーヒー園の中を走るコースでした。その後はしばらくノートの清書をする時間があり、夕方からスーパースペシャルステージがありました。観客の数がすごくてビックリです。。

2016年12月3日土曜日

India Rally 2016 レキ日

朝6時から最初のステージが始まり、ごはんに寄る暇もなく走りつづけてなお、時間切れのため翌日に20km持ち越し。本当は1日だけの日中だけで終わる予定なんですよ。。

町に帰ってきてなぜかレキ日にセレモニアルスタート。ちょっとご飯食べて帰ってきたら夜9時過ぎ、それからノートの清書。。あえなく撃沈して今朝は4時からやってます。今、朝7時開くステージに向かってるとこです。また長い1日が始まります。

2016年12月1日木曜日

India Rally 2016 移動日2日目

 更新画面を開いたらヒンディー語でのブログ更新を勧められましたよ?インド の回線だからでしょうか??

移動日2日目、午前10時半にバンガロールを出てチクマガルルに向かう・・・はずが、レンタカー屋がなかなか来ず、ホテルの玄関前で強い日差しと爽やかな風を堪能すること3時間、ようやく出発となりました。

バンガロールは渋滞してるところもありましたが、概ね 順調に進んで約5時間ほどでサービスパークに着きました。逆送、割込み、無理な追い越し何でもあり、に見えますが、一応それなりの秩序があるようにも見えます。牛はあらゆるところにいましたが、さすがに幹線道路の真ん中に座って休憩してるヤツにはまだ出会ってません。日本の犬の散歩のように牛を引いて歩いてる人がたくさんいました。

サービスパークには門があって、門番がいて、今日のところはラリー関係者以外入れないようになってるみたいでした。(日本人は明らかに外国人なので、関係者じゃなくてもラリーに来たといえば入れそう)

そしてなんと、主催者が毎日のケータリングとして近所に所有する高級リゾートホテルでもフリーミールを用意してくれているとのこと。早速晩ご飯を食べに行ってみると、 まさにリゾートホテルホテルのディナーブッフェ。美味しかったし、かなり安心だけど、微妙に心残りな感じです。 木曜日は受付をして、 地域の下見とレキ準備。今回のレキ車はインドのマヒンドラです。


2016年11月30日水曜日

India Rally 2016 移動日

おはようございます。インドカルナタカ州バンガロールまでやって来ました。
昨日の日本時間朝8時に家を出て、インド時間(日本より3時間半遅れ)午前0時に入国、ホテルに着いて、今午前10時前です。
これからレンタカーを受け取って、開催地まで250km。
先発隊によれば10時間くらいかかるとか、交通ルールは有るけど無い(これはサンジェイさんからも聞いていた)とか、どうなるのか怖いもの見たさですが、今日も1日移動日になりそうです。とりあえずwifiが使える時に更新しておきます。



2016年11月13日日曜日

Malaysian Rally 2016

本当は先週の土曜日に更新するつもりだったんです。
それがこの書き出し。
↓↓↓

月曜日の夜中に札幌に帰ってきて、寒さに負けて先延ばしにしている間に、またしても職場の敏腕スポーツ記者からそれとなく「更新はまだか」とのお叱りをいただいてしまいました。そして、あろうことか2週連続のイベントですよ?どうなっちゃってるんでしょう?そんなわけで、次の記事を書く前になんとしてもマレーシアの記事を書かねばという覚悟で、初めてJALに700円払ってWifiの使用権を購入してみました。もっと遅いのかと思っていましたが、なかなか快適です。

↓↓↓
なのに、結局新城を先に更新してしまいましてO泉先輩申し訳ありません。
ちなみに、JALの機内Wifiは思った以上に快適でした。が、富士山を眺めたりしているうちにあっという間に着いてしまいました。


 「乗るはずだったクアラルンプール行きのフライトがキャンセルになった」というサンジェイさんからのメッセージで始まった今回のマレーシアラリー、スタートするまではたて続けに事件が発生し、どうなることかと思いましたが、スタートしてしまった後はことのほか順調に進み、今年ここまで4戦中、一番良い結果でフィニッシュすることができました。

 MRFのファビアンと、チームメイトのマイクが脱落したことでAPRCの登録ドライバーのうちの2位フィニッシュ。また、マレーシア選手権にもエントリーしていて(APRCと国内戦両方にエントリーできる)、こちらは地元の最速ドライバー、カラムジット・シンが車のトラブルに悩まされる中、堂々の優勝。サンジェイさん自身、Facebookページに"Very Very Happy!"と書く喜びようでした。ヒンドゥーの人たちにとって1年で最も大切なデパバリの期間の好成績で、嬉しさもひとしおだったと思います。マレーシア選手権は何度も出てますが、そういえばお互い総合優勝は初めてだ。

 ペースノートについては今回もかなり要修行で、私の反省点でもあります。長い直線の間に大小のクレストが何個も出てきて、最後から2番目は飛んじゃダメ的なものをどう表現するか、いまだに悩ましい。また、今回は北海道に続いて一部マイクのノートを参考にさせてもらったのですが、必要と思うクレストや目標物を足していく作業もかなり煩雑で(マイクのにはそういう情報があまり入っていない)、いろいろやり方を考えていかなくてはと思うところです。でも、ずっと課題にしているペースノートが、今年初戦のNZの時などに比べればはるか良くなってきているのを実感できたことは大きな収穫でもありました
今年4戦目、クルーのコンビネーションもようやく上手く回るようになって来た気がします。


以後、恒例の「どうでもいい写真で振り返るマレーシアラリー」です。

まずはレキ中の出来事から。
朝、薄暗いうちからホテルを出て、ほんの2本目のステージでレキ車にトラブル発生。


走行不能になり、ずいぶん待ってオフィシャルのRV部隊に助けてもらうの図。トラブルの現場でレスキューが生き生きしてるのはどこも一緒のようです。この後、車検からかけつけてくれた三枝メカとロンさんのおかげでまた走れるようになり、1.5時間くらいの遅れでレキの隊列に復帰。怪しい風が吹き始めたのはこの頃。

次のステージはクローズ10分前に何とか入ることができ、1周りだけようやく通過。この間に豪雨となり、その次のステージは1周目からこの洪水です。


来し方・・・・
(1台ずつレスキュー隊に引っ張られて川を渡るところ)


行く先・・・・
(この先がダメでUターンして引き返してきたところ)

足元の橋の両側から川があふれ続けて、来た道も行く道もみるみる川に。

結局、ずいぶん長いことステージの中にいた挙句、またもRV部隊のお世話になり、なんとか脱出。橋の上で一夜を明かすことにはならずに済みました(正直ちょっとワクワクしてましたすみません)。脇道からステージ外に出ることもできたそうですが、無理の利かない普通の乗用車で1台きりで隊列を離れ、迷子になった挙句、レスキューも来ないところで行く手を阻まれる可能性もあったわけで、どうするべきだったのか難しいところです。


これは本番中。湯上り風サンジェイ。


ステージスタートはこんな感じです。奥の方に月のマークの看板が見えますでしょうか。この国のメディカルの看板は月のマーク。Wikipediaによればイスラム圏でも赤十字を使っている国もあるとのことで、いろいろ解釈はあるようです。


本番中唯一のトラブルといえばこれくらい。フロントで10㎞以上走りましたが、ビクともせず。エンケイホイールはいつものように丈夫でした。最新モデルRC-G5はちょっと洗うのが大変そうに見えますがいかがでしょうか。


エンケイといえば、サービスパーク遠景です。
休日はかなり混雑するショッピングモールのド真ん前ですが、ショッピングのついでにラリーを見に来る人はそんなに多くないように見えました。モールの中はイトーヨーカドーやイオンのように、メイン店舗と専門店街に分かれています。トイレは有料で20セン(5円くらい)。いわゆる洋式はいつも便座がべちゃべちゃに濡れていて、長い間どう使うのか謎でしたが、今回ようやく、使用前に自分でべちゃべちゃにし直して(いろんなものを洗うホースが各個室についている。ちなみに紙はついていません)、きれいなべちゃべちゃの上に座ればいいんだなと、なんとなく大発見した気分。で、本当はどう使うのが正解なんでしょうか?


ついでにもう一つトイレの話を、HQホテルの裏にフードコートがあり、そこに「大禁止」のトイレがあるんですよ。この謎も今回解けました。


トイレの話の後で恐縮ですが、今回一番フォトジェニックだったごはん。チキンライスです。


初めて食べた果物「タマリンド」。ネット情報によれば乾燥してこの姿になるようです。サンジェイさん曰く「食べだしたらやめられないよ」とのことで、確かにそうかもしれない。味は干し柿に似てますが、もうちょっと酸味もあって、美味しいです。中に果肉に包まれた種が入っていて、果肉部分を食べます。スーパーに行ったらこの実と塩で作ったタマリンドペーストが売っていたので買って来ました。こちらは梅干しみたいな感じ。ただし、種とか筋とか殻とかいろいろ混ざっていて、今一つ使い方がわかりません。ペロッと口に含んで、果肉を味わったらペッペッペッという感じです。


ショッピングモールの前に貼ってあった寿司?の写真。ですが、この太巻き風のものは何で巻いてあるんでしょうか?キュウリかピーマンに見えるのですが、果たして・・・?


次回は今シーズン最終戦、南インド、カルナタカ州のチクマガルルという町からお伝えする予定です。コーヒーのプランテーションの中のステージは、フラットでややツイスティとの噂ですが、その実態を知る人はあんまりいないようです。通信事情については不明ですが、なるべく更新したいと思いますので引き続きよろしくお願いします。

2016年11月7日月曜日

TGRラリーチャレンジ特別戦「新城」

マレーシアの記事を書きかけのうちに次のイベントが終わってしまうという非常事態です。
時間が足りなさすぎる!きっと自分で意識しないうちにSNSやなんかで相当時間を無駄遣いしているんだと思います。いやねえ。

そんなわけで2月に一緒にスノーラリーに出た笠原君が順調にポイントを稼ぎ続け、とうとうイースト地区C0クラス(アクアクラス)のシリーズ1位になったということで、TGRラリーチャレンジ各地区各クラスの上位3位までを招待して開催される新城大会に行ってまいりました。車は2月の時と同じTRDの黄色いアクアです。今回もTRDの皆さまに大変お世話になり、ありがとうございました。



なんだかんだ言って2007年からラリーチャレンジを含めれば新城ラリー皆勤賞なワタクシ。

2日ともこんなにいい天気だったのはたぶん2回目くらいじゃないかと思います。絶好の行楽日和だったというのもあって、ラリーチャレンジのスタート会場はこの人混みです。特にTRDテントの周りは、斜め向かいがモリゾウ選手、通路を挟んで隣が哀川翔選手ということで、車を出すのもままならないような混み様でした。

このうちの7割くらいの人は、たぶんコアなラリーファンではなく、その多くはラリーがなんなのか良く判らずに来ている(会社のつきあいとか)だろうというところが、すごいです。だって、その人たちはみんな「新しく生のラリーを知る」人たち、ということですし。しかも自動車関連の仕事をしている率も非常に高く、ということは、製品開発とか販売とか、そういう場所に、ラリーを知っている人が増えるということでもありますし。

また、選手を喜ばせる、立てるという点でもラリーチャレンジはとても見るべきものがあると思いました。チャンピオンステッカーとか、バナーとか、ちょっとしたものでも特別感を出しているなあと、ついJMRC北海道運営委員目線になってしまいましたが。

とにかくいろんな面で新鮮で、そして一方、自分はちょっとずつズレてました。例えば初端のセレモニアルスタートでは、後半ゼッケンはは時間が押していて、何もインフォメーションが無いまま結局TC0をスタートリストから2分遅れでスタートしたんですけど、何分か前にラリークイーンが立って、テレビカメラが映している横を歩いてTCに確認に行ったのはなんだかひどく場違な感じでした。なんかすいません。




ラリーは無事完走し、アクアクラス7台中2位になりました。ドライバーの笠原君は2位な自分に納得いっていない様子でしたが、より速く走ろうとするモチベーションが沸いたということかと思います。速いドライバーになれるよう、来年に向けてこれからの冬シーズンに精進してください。

さて、札幌に例年より早い大雪が降り、もう冬気分、シーズンオフ気分満点ですが、今シーズンはまだあと1戦残ってます。未知の大陸、インド。とりあえず正露丸持参の上、水にはよくよく気を付けたいと思います。

その前に半分で止まっているマレーシアのまとめ。ではでは。

2016年10月31日月曜日

Malaysian Rally 日曜日

ステージは夜中に雨が降ったけどようやくあがったと朝聞きました。全部が滑るわけではなく、コーナーごとの差が極端になり、経験で予想するしかないという難しいコンディションでした。そんな中、無事完走。
最後の14kmのステージのスタートからたった3.5kmくらいでタイヤがバーストし、残り10km以上もそのまま走る羽目になりましたが、エンケイのホイールはまったくOKでした。良かった、途中で割れなくて!

結局、APRC登録ドライバーの2位、総合4位、同時登録していたマレーシアラリー選手の総合1位になりました。詳しくはまた次回に続きます。

2016年10月30日日曜日

Malaysian Rally 土曜日

ようやく本番、例年に比べるとちょっと涼しく、なんとなく拍子抜けです。といっても多分、35℃が31℃くらいな感じですが。
レグ1は4本のステージを2回ずつ、120kmのSSを走りました。今回はタイム的には定位置ですが、上位とのタイム差がいつもより小さく、ちょっといい感じです。そんなわけで無事1日終了。レグ2もこのペースで行きたいです。

2016年10月29日土曜日

Malaysian Rally 金曜日

朝からシェイクダウン、夜にスタートセレモニーがあった日。
昨日までと違ってこれといったトラブルも無く、順調な1日でした。
唯一トラブルといえば、朝早起きしてレキでとったビデオを見ようとしたら、昨晩まで何でもなかったタブレットの電源が入らなくなっていたことくらいです。以前、マレーシアの別のラリーで、朝起きたらGoProの電源が入らなくなっていたことがありましたが、それと同じ種類の何かだろうか?

2016年10月28日金曜日

Malaysian Rally 火曜日から木曜日

火曜日、到着と雑用でレンタカーや電話の手配など。
水曜日、レキ車の準備とテストなど。そしてブログに携帯から写真がアップできなくなり。
(あれこれいじっているうちに火曜日の投稿を消してしまいました。残念。。。)
そして本日は朝から暗くなるまでレキがありました。
午前中、レキ車にちょっとしたトラブルがあって止まったり、ゲリラ豪雨の洪水で立ち往生したりと、まるでアドベンチャーの旅でした。今日はSS4の橋の上で野営かと思いましたよ。マジで。
帰って来て、まだ仕事は残っていますが、今日は(というかいつも)早寝して明日の朝に冴えた頭で続きをやろうと思います。ではまた~

2016年10月11日火曜日

とかち2016


まさかの連投です。
昨日、10月9日は今年の北海道ラリーシリーズ最終戦、「とかち2016」で陸別町に行ってきました。スタート&サービス&フィニッシュ会場はおなじみの陸別イベント広場。ステージは林道Yayoiのショート&ロングといわゆるRikubetsu(リクベツサーキットのグラベル部分のみ)、トータル約40㎞、北海道シリーズとしては長い方だと思います。

結果は今年GRBに乗り換えたヤマケン/瀧組が2位に入って、ドライバー部門、コドライバー部門ともにRA-5クラスのチャンピオンを決定。7年連続?でしたっけ?多すぎてわからなくなるくらいの連続チャンピオンです。しかし、優勝したのは前戦ARKスプリント300に続き、赤ランサーの大藤/秋山組。出場戦数が少ないため、チャンピオンのシリーズ戦略を脅かすには至りませんでしたが、連続チャンピオンも必ずしも安泰ではないということで、刺激になってよいですね。


今回はそんな選手を支えるうどん係としてサービスに参加してきました。寒い予報だったので、メニューはもちろん油うどんです。実際は日中はかなり暖かかったので、肉うどんに進化させるべく、油はできるだけ回収することに。まあまあ普通の油具合になったのではないでしょうか。


今年の収穫はエノキとヌメリスギタケモドキでした。モドキというあたりがちょっと怪しいですが、野性味あふれる食用きのこです。そして、エノキといえば晩秋の代表。雪虫も飛んで、もう冬は目の前です。