2016年最後のラリーは久々のAPRC開催となったインド。
事前情報が少なく、スケジュールもなんというか、可変で、いつもと比べるとかなり手探り状態で現地入りしましたが、いろいろなトラブルも含めてとても刺激的なラリーでした。
結果としては既報のとおり、APRCの3位、インド選手権の1位でフィニッシュ。シーズンではAPRCの4位、アジアカップでは2位になったもようです。まあ、順位はともかく、サンジェイさんがこの1年に確かな手応えを感じて、来年につながる成果になった(と感じているようにみえる)のは、コドライバー冥利に尽きるというものです。
一方、自分にとっては、これまでスポット参戦しかしたことの無かったAPRCに1年間通して参戦できたのは、とても良い経験ができたと感じています。時間にもお金にも限りがある中で、誰と、どういう体制で、何を目指してラリーに出るかというのは人それぞれだと思いますが、そういうことをいろいろ考えることの多い年でした。見ているかどうかわかりませんがサンジェイさん、そしてクスコレーシングの皆様、1年間大変ありがとうございました。
ラリー開催地はインド南部カルナタカ州のチクマガルル(Chikmagalur)周辺でした。州都バンガロールから西に約250㎞、町の人口は約10万人、主な産業はコーヒー関連産業と観光。デカン高原の一部で、平坦に見えますが標高は1000m以上あります。北緯13度、気候はサバナ気候で年間降水量1000mm。高原のため比較的涼しく、今は乾季で、最低15℃、最高27℃くらい、夜はひんやりするものの日中は半袖で、汗でベタベタにもならず、過ごしやすい気候でした。
事前情報が少なく、スケジュールもなんというか、可変で、いつもと比べるとかなり手探り状態で現地入りしましたが、いろいろなトラブルも含めてとても刺激的なラリーでした。
結果としては既報のとおり、APRCの3位、インド選手権の1位でフィニッシュ。シーズンではAPRCの4位、アジアカップでは2位になったもようです。まあ、順位はともかく、サンジェイさんがこの1年に確かな手応えを感じて、来年につながる成果になった(と感じているようにみえる)のは、コドライバー冥利に尽きるというものです。
一方、自分にとっては、これまでスポット参戦しかしたことの無かったAPRCに1年間通して参戦できたのは、とても良い経験ができたと感じています。時間にもお金にも限りがある中で、誰と、どういう体制で、何を目指してラリーに出るかというのは人それぞれだと思いますが、そういうことをいろいろ考えることの多い年でした。見ているかどうかわかりませんがサンジェイさん、そしてクスコレーシングの皆様、1年間大変ありがとうございました。
ラリー開催地はインド南部カルナタカ州のチクマガルル(Chikmagalur)周辺でした。州都バンガロールから西に約250㎞、町の人口は約10万人、主な産業はコーヒー関連産業と観光。デカン高原の一部で、平坦に見えますが標高は1000m以上あります。北緯13度、気候はサバナ気候で年間降水量1000mm。高原のため比較的涼しく、今は乾季で、最低15℃、最高27℃くらい、夜はひんやりするものの日中は半袖で、汗でベタベタにもならず、過ごしやすい気候でした。
インドの州はおおむね主言語別とのことですが、カルナタカ州の言葉はカンナダ語。連邦公用語のヒンディー語とは文字も文法も全く違う言葉です。ロードブックにアルファベットで「村の名前」が書いてあるのですが看板が読めません(英語併記のところもある)。
タイトルスポンサーはインドのコーヒー産業を牽引するCoffee Dayグループ。ヘッドクオーターやサービスパークからSSコースまで、ほとんどCoffee Day関連の施設内に置かれました。
サービスパークはコーヒーの焙煎工場の敷地内。
コーヒーのサービスもありました。焙煎したて、挽きたて、飲み放題です。
ラリー中のケータリングも用意されていました。本番中以外の昼・夜は近くにあるCoffee Dayグループの高級リゾート施設Seraiで、本番中の昼はサービスパーク内(これは焙煎工場の社員食堂も兼ねていましたが)での食事付きです。写真はサービスパークで用意された昼ごはん。黙っていてもカレーは毎食食べられますが、カレー以外のものを食べたければ自助努力です。
レキの様子。道は狭くツイスティで、コドライバーは常にしゃべり続けです。レキは早朝からスタートして夕方で終了し、その晩にセレモニアルスタート、翌日朝遅めスタートでシェイクダウンというスケジュールでしたが、諸事情により最後の20㎞のステージの2周目を翌日に持ち越し、翌朝も日の出前に出発する羽目に。やりのこしたレキをこなしたら即シェイクダウン。昼すぎに戻って夕方にはもうスタート、スーパースペシャルステージを走るということで、レキ以降のスケジュールはかなりキツキツでした。もうすこし速くノートの整理ができるようになりたいものです・・・
スーパースペシャルステージのコース。サービスパークに隣接する寄宿学校(きっと良家の子女が通う学校)の敷地内に作られたコースです。「コンボイで皆揃って行く」とのことで、コースサイドの脇道から入り、実際にステージを走る前に顔見せ的にぐるっと一周。たくさんの観客が見に来ており、APRCとしては今年一番の人出だったと思います。
ステージの典型的な道の広さはこのくらい。狭いです。予想はしていましたが、誰かがクラッシュしたら即ストップ、ということで止まっております。
スタートの時計はホイヤーのアナログ。シブいです。表示されている数字はスタートまでのカウントダウンです(計測器は光電管でした)。
リエゾンの様子。時々小さな町があります。あとは郊外の道で、道が広くない割に(車線がある場所はほとんど無い)リエゾンのスピードはそんなに遅くない。
サービスパークTCのお兄さんたちと。手が短いのかセルフィーの出来がイマイチだ。
そんなこんなでいろいろトラブルはありましたが、無事フィニッシュしました。
年間表彰も兼ねてTEAM MRFの皆さん。おめでとうございます。
日本ではなかなか紹介されることの無いインド選手権ですが、いくつかタイトルがあって、それぞれ出場資格や車両規則などが異なるようです。これはINRC(Indian National Rally Championship、インド国内ラリー選手権、とでも訳せばいいんでしょうか?)の2000ccクラスのポディウム。VWポロと三菱セディアが主力車種のようです。インドヨコハマがサポートしているアドバンカラーが1-3位です。ホームページの情報はあまり更新されていませんでしたが、シリーズチャンピオンも獲得したようです。表彰式を見た感じだと、IRCよりINRCの方が力が入っている印象でしたが、この辺の関係は今一つよくわかりませんでした。
さすがマルチスズキがシェア40%を誇る国、ジプシーチャレンジ(ジプシーはジムニーのインド名)というクラスもありましたよ。
今回出場唯一の女性ドライバーと。インドで女性ドライバーとしてラリーに出るのはきっと大変なことだと思いますが、来年以降、国外でも走りたいとのこと。今後、注目していきたいです。ちなみにコドライバーとして出ていた女性もたぶん1人(確認できたのはジプシーチャレンジ1位の車に乗っていた選手だけ)でした。ということは、私と合わせて2人ということか。伝統的に女性の地位は低いと言われているインドですが、一方でビジネス界への女性の進出は日本以上に目覚ましいとのことで、この辺も過渡期にあるのかもしれません。
長くなったので、旅日記は別に続きます。
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