この記事も5月4日にシドニー空港で書き始めて早5日!今日こそは書き終えようと思います。
そんなわけで、初めてのNew Zealandはリタイアにて終了。
結局、全SS280kmのうち、25kmくらいしか走っていないなんて残念すぎるけど、これもラリー。。。
今回、日本語を解さないドライバーと組んでラリーに出るのは初めての経験だったのですが、テストからレキ、本番まで、大過なく過ぎた、、、ような気がします(個人的には)。それでも、もっと英語に堪能だったら、もっといろいろなことが言えるのにと思うことも多くあり、そういうことは今後さらに精進していきたいところです。思うだけじゃなくて何か活動を伴わないと・・・しかし、どうすればいいんだろう?もう英会話スクールにだってかなり投資してるんですけど(笑)。
その他にも・・・ここにあえて書き並べることはしませんが、個人的にはコドラの仕事内容として反省点も多々あり、次にラリーに出るときには同じことを繰り返さないようにしたいと心に誓ったのであります。また、APRCの台数は少ないですが、外国の選手と話をする機会があったり、彼らがどういう仕事ぶりなのかを実際に見る機会があるというのは、非常に刺激になりました。こうやって組む機会をくれたSanjayさんと、サポートしていただいたCuscoRacingの皆さまには大変お世話になりありがとうございました。まあ、Sanjayさんがこのブログを読む機会は無いかもしれませんが。
ここから時間を追って報告していきたいと思います。
ワークショップに着いたところまでは前の記事で紹介したので、水曜日のテストから。
2日目に使うエリアで3kmくらいを占有して、各チーム合同テストでした。
路面は2車線くらいの幅で、フラットで、よく締まっています。ラリー北海道を知っている方は、パウセカムイの中盤の牧場の道みたいなのを想像してください。「典型的なニュージーランドの道」とのこと。
ここでは主に足回りのチェックとドライバー/コドライバーのコンビネーションの確認をしました。
翌木曜日、レキ日。
朝暗いうちに宿を出て午前中にレグ1の4SS、78km、午後にレグ2の3SS、60kmを回りました。今回、各レグに28kmのSSが1ヶ所ずつ、あとは揃って15km前後の距離です。見てのとおり、前日のテストの道と、幅も路面も同じです。規格なのかな?と思うくらいです。
SS中に何度も交差点が出てきますが、どの道もやっぱりこんな感じです。脇道は細いとか、そういう感覚は全くありません。生活道路のためテーピング等もまったく無く、ジャンクションによくよく注意しないと迷子になります。
金曜日午前、シェイクダウン。
朝イチでスーパーSSのレキを行い、同コースでシェイクダウンを行いました。3周したところでコドライバーは降ろされて、VIPを乗せての体験乗車会に。VIPの中には日本の基準からすると特大サイズの方もかなりいるのですが、クスコの2台はNZの基準としては相当に小さいコドライバー用になっているため、小さい人限定でした。すみません。。。
コレは体型を選ばず乗車可。エスコート RS1800、奇しくも本番で走っている姿を何度も目にすることになりましたが、意外に速く、非常にカッコ良かったです。
金曜日夕方からはラリーショーとスタートセレモニーと、スーパースペシャルステージでSS1とSS2が行われました。サービスパーク近くの橋を通行止めにして、ずーっと奥までラリー車が並べられています。
通りすがりの男子と無理やり写真を撮るの図。
セレモニーでは、マオリ族(NZに千年くらい前から住んでいるポリネシア系民族)の歓迎の歌と踊りとマオリ語での挨拶がありました。
昨シーズンの分で表彰されたマイク&マルコム。この後に行われたSS1でストップしてしまい、いきなり(SS最速タイム+7分)×2SS=約14分のペナルティを背負うことになってしまいました。
土曜日レグ1。
スタート前のサービスパーク。スタートは朝6時半、日の出は7時ちょっと前ということで、スタート前のこの時間はまだ真っ暗。
サービスパークで簡単な朝ごはんを食べ、寛いでスタートしましたが・・・・
SS2でクルマが不調になり、早々とデイ離脱に。
ヤケアイスといえば、やっぱりマグナムでしょう!(なぜ日本に売っていない!?)
APRCのルールでは、1日目のこんなに早くに離脱しても、1SSにつき1時間という天文学的なペナルティは付くものの、まだリタイアにはなっていないので、翌日に向けて英気を養うこととしました。
翌日曜日、レグ2。
最初のステージで橋と何かにぶつけて、左前の足が曲がってあっさり終了。。。
パンクしたタイヤを外して新しいタイヤをなんとか付け、まだスロー走行は出来たので動いていたらスイーパーに追いつかれれリタイア届けを提出。
この一連の判断についてはいろいろ考えさせられるものがありました。どこまで追うべきだったんだろうか。。。
最後までがんばった人には表彰台があります。
金曜の14分ペナルティから這い上がって、R5車両のシュコダ・ファビアを相手に立派なタイムを並べたマイク&マルコムは本当に速くなったなあと感心しました。ちなみにこの写真は、巨人の人混みに埋もれる私を見かねて、隣にいたノッポの紳士が撮ってくれました。感謝感謝。
月曜日は片付け。
検疫で引っかからないよう、付いた泥を隅々まで落としてからコンテナに詰めて行きます。
この後、ワタクシはサンジェイさんを空港まで送り届けるという使命を帯びて、一足先にオークランドに向けて出発しました。
長くなったので一度締めて、恒例の旅行記は次の記事に続きます。では。
おつかれさんでした?
返信削除残念な結果だけど、生エスコート羨ましいです
なんか、久々にラリー日誌ぽい内容で読者としては楽しめましたよ(^^)
後半期待してますね
さっそくのコメントありがとうございます。
削除現地でいろいろ不都合が重なり(アンドロイドのアプリが上手く動かないとか、PCがwifiを認識できなくなったとか)、更新が遅くなってごめんなさいでした。。。
日本のラリーとはいろいろ違って、面白かったです。