長くなったので分割しました。ここからはこぼれ話的な感じで。
南半球ニュージーランドは日本で言えば10月の終わりくらいに相当する季節、のはずですが、北島でも北のほうに位置するファンガレイあたりはまだまだ緑したたる南国のイメージでした。日中が22℃くらい、朝が15℃くらい。日差しも強く、生えている植物は亜熱帯の雰囲気です。
なので、緑鮮やかに広がる牧草地も、ワタクシ的にはこの鮮やかさが北海道というより九州のやまなみハイウェイのイメージ(Googleで検索してみてください)。あの地域の地震が早く収まりますように。
子供の頃に社会科で「ニュージーランドといえば羊」と習い、昔からジンギスカンといえばニュージーランド産の”丸お肉”を食べてきましたが、いまやニュージーランドといえば牛のようです。見かけるのは牛ばかりで、羊にはなかなか出会いません。レキ中にウロウロしている牛に遭いました。
併催のニュージーランド選手権のクルマ。先頭はほとんどWRカーのパーツで出来ているとウワサのPaddon選手のHyundai i20、その後にスバルWRX(VAB)、こういうクルマに混ざって「何でもアリの改造車」?と思いたくなるようなデミオやらスイフトやらにターボエンジンを積んだ車が走っていました。
こんなのとか。(ちなみに「本物ではない」とのこと)
こんなのとかも。RX-7、たぶん。車種はバラエティに富んでいます。先の記事に載せたエスコート
や、FT-86、各種エボ、レガシィRS、シュコダ、RX-8、MR-2、ポロ、等々。改造範囲は相当広いようですが、不勉強につきここでは省略します。
Hyundai i20やVABと同じNZRC1というクラスのBrian Green選手のミラージュは、エボ10のエンジンと駆動系を積んでいるそうで、当のドライバーは「こういうやんちゃな車は若いコにはいいかもしれないけど、俺が乗るのは大変だよ!」ですって。
ファンガレイは海に面した町でシーフードが美味しいよ、と聞いていた気がしますが。
数日の滞在で1年分くらいハンバーガーを食べました。これはマクドナルドのアンガスのコンボ。サイドメニューを「フライドポテト+普通のドリンク」か「サラダ+水」から選べます。$12.5(約950円)。日本のマクドナルドよりずっと美味しいですが、値段も立派。全体的に物価は日本と同じかやや高いくらいです。外食は単価は高いが量も多めという感じ。ラリー中はカレー(これは超本格インドカレーで美味しい)とファーストフード(と自炊)しか食べた記憶がありません。。。(涙)
ラリー終了後は少々観光も。オークランド名物スカイタワー。を、下から眺めたところ。複雑に入り組んだ湾と街並みを一望することが出来ます。上のほうの”輪”の上を歩いたり、ジャンプしたりするアトラクションが有名とのことですが、行った時はたぶん時間外でした。残念。
シルバーファーン(木生シダ)が多く生える原始の森。マオリの信仰の対象であり、開拓時代(というんだろうか?)には密林を歩く際にこの葉を折り取り銀色の裏側を表にして、道に迷わないよう置いて行ったのだとか。ラグビーのニュージーランド代表チームのエンブレム始め、ニュージーランドのパスポート、そして、つい先日の「新しい国旗」論争(結局、現行の国旗を継続して使う事になった)の新国旗候補にも描かれていたシダはこのシルバーファーンだそうです。
その銀色の裏側。確かにかなり目立ちます。
マオリの伝統文化を伝えるショーも見に行きました。これはロトルアのショーで、この近辺には2万人のマオリが住んでいるとのこと。ニュージーランド全体では人口の約15%。マオリ自体も元々のこの島の住人というわけではなく、白人より約600年ほど早く、約1000年前にポリネシアのどこかから渡ってきたそうです。この島には元々地上性の哺乳類はいなかったということは、ホモサピエンスも分布していなかったということでもあります、たぶん。
ロトルアといえば温泉、ということで、ニュージーランドの地獄谷的なものも見に行きました。残念ながらこのタイミングでは間欠泉は吹き上がらず。日本の地獄谷と似た感じです(当然ながら地獄谷に付き物の鬼はいませんが)。
こんな遠いところにはもう来られないかもしれないので、これだけは見ておきたかったキウイも欲張って見に行ってみました(これは明るいところにいた剥製)。朝イチの時間でしたが、キウイは暗くした部屋の中で活発に動いていました。mammal-like bird with hairly feather(毛の様な羽を持った哺乳類的な鳥) と説明に書いてありましたが、元々、他の地域では小さな哺乳類が担っていたような生態を持って暮らしていたそうです。ニュージーランドの国鳥。ちなみに飼育下のキウイを見られる所は国外では数える程しか無く、日本では大阪の天王寺動物園で飼育されているそうです。
以上長くなりましたが、APRCニュージーランドレポートを終わります。
では、また。
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