2013年10月3日木曜日

ラリー北海道2013

十勝早起きの旅。



Leg1のスタートは5時。00は4時半過ぎにはタイムコントロールの開設状況のチェックをするので、ホテルを出るのはまだ街に昨日を生きている人たちが残っている時間。
以来、惰性で早起きし続けています。
寝ても寝ても眠い。


Rikubetsuスタートにて。
この頃にはもうすっかり暖かくなっていますが、現地オフィシャルによればセットアップ時には-2℃まで下がっていたとのこと。とはいっても、陸別の平年値はすでに5℃くらいなので、そんなに珍しいことではないはずです。9月下旬まで残暑が続いた去年は異常でした。



そんな訳で、00カーでした。
車はTRDラリーで脇坂選手や佐藤久実選手がドライブした86です。86、いい車なんですけど、積載力はなかなか微妙です。infomationとかequipmentとかの「おつかい」が主要業務の前走のコースカーが無く、00が最初にコースを走るため、TCの看板やら鉄ピンやら工具やらでまあ最初からトランクは一杯なわけです。そこに「アレ持たせるからアソコに置いて来て~」という「おつかい」。となると、おのずとドアを開けるとロールゲージ代わりに無線のアンテナが入ったり、ステージのオフィシャルで配りきれなかった弁当をひざの上に抱えて配達したりすることになるわけです。現場対応力が鍛えられそうです。

ドライバーは元チームいすゞでススキノにお住まいの坂さん。「30年ぶりにFR乗ったわ」ということで、楽しそうでしたよ。ええ、楽しすぎてちょっとした事件もあって関係の皆様には大変ご迷惑をおかけしまして申し訳ありませんでした。そのおかげで今年初の雪虫を見られて、さらに、今、家に山ぶどうジャムがあるわけですが。


Yamwakkaで仕事していた証拠。前周回でリタイアし、コース内に残っている車両の状況のチェックもしていました。いろいろありましたが、ラリーが無事に終了してよかったです。


00カーのサービスの皆様。ありがとうございました。

ここからは雑多なトピックなど。


Satsunaiシェイクダウンにて。今回は約10年ぶりにサービスパーク脇の河川敷のSSが復活しました。以前使っていた時はもっと中の方でクネクネ曲がっていたような気がするけど、今回は1回「ト字右」があった他は3つくらいそれなりのコーナーがあるだけでほとんどまっすぐ。ギャラリー的には、少なくともコースまでの距離は近かったです。


昨年に引き続き、全車にRallySafeのトラッキングシステムが搭載されました。選手バージョンでは、各タイムコントロールやSSスタートで自動的に表示が切り替わりますが、00バージョンはその画面ではなく、スタッフに聞いたら「オーストラリアで飛ばしすぎてリタイアした00カーがいてさ、それでやめてるの。」とのこと。あっ、やっぱりそうですよね。


そんなわけで、00カー用の画面はこちら。「時計」「距離計」「スピードメーター」機能が使えます。00だけの機能として、左下の「course clear」というボタンがついていました。SSを走った後これを押すと、コースがドライかウェットか中間かを選んでコマンドセンター(帯広のHQ=ヘッドクオーターにある管制に送るシステムになっています。そのコース情報が各車の端末に送られてる・・・と思う。また、万が一無線が上手く届かなかった場合でも、HQでコースクリアだったことが判る、という役目もあるとのこと。


今回はスタートセレモニーの中で、「ラリーで出会ったカップルの結婚式」というイベントがありました。末永くラリー観戦を楽しんでください。


0カー後片付け中。今回の0カーはスバルのBRZ、ドライバーはハナコさんことこずゑさんでした。コドライバーは宮城さん。お疲れ様でした。オフィシャルしか聞いていないと思いますが、コース内での宮城さんのマイクパフォーマンスが面白いんです。ああいう芸が私には足りないなあ。精進します。


最後に、京都でクスコレーシングの選手全員から「帯広に行ったら絶対食べに行け!」と言われたお蕎麦。行きましたとも。親子2代40年続く味、だそうです。ドライバー氏曰く「俺、昔、椎葉村でこういうの食べたわ」とのこと(椎葉村→「ひえつきラリー」が行われていた宮崎県の椎葉村。平家落人の里。山深い村です)。完食・・・しましたとも。

これにてラリー北海道レポートを終わります。
ではまたいつかどこかで。

ラリー日誌は次は再来週に「ラリーとかち2013」の予定です。10月半ばの陸別。寒そぅ~。

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