2013年4月16日火曜日

TRDラリーチャレンジ Rd1 木曽

この週末はTRDラリーチャレンジに行ってきました。
モリゾウさんのコソ練の結果はバッチリで、安全に、しかも気持ち良く走れて、しかも速かった。
関係の皆様、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。



舞台は「木曽路はすべて山の中である」(by島崎藤村)といわれた木曽。
里は桜が満開、山には雪、絶好の行楽日和です。TRDラリーチャレンジは(第3戦以外は)日曜日だけのイベントなので、今回は土曜日の日中に観光気分でJR中央線特急「しなの」に乗りました。名古屋から1時間半、旅の友は名古屋駅で買った駅弁と全日本ラリー唐津の速報。


明けて日曜日、会場の「太陽の丘公園」です。標高が高いためか桜はまだつぼみでした。
今回はエントリーが28台、出走27台。TRDチャレンジのクラス分けは独特で、

クラス1:現行ヴィッツ1,500cc(NCP131)
クラス2:旧ヴィッツ1,500cc(NCP91)
クラス3:旧旧ヴィッツ1,000cc(SCP10)
クラス4:1,501cc以上のトヨタ車RN、RJ、RF、RB車両(新設)
クラス5:1,500cc以下のトヨタ車RN、RJ、RF、RB車両(新設)

クラス1~3は使えるパーツが厳しく制限されていて、タイヤもダンロップのラリータイヤの銘柄、サイズ指定、イコール条件で走れるように配慮されています。クラス4、5は今年から新設で、これでトヨタ車であれば改造範囲に関わらず出られて、そこそこ勝負できる設定になりました。例えば私が乗っているクロスミッション入りの旧旧型1,500ccヴィッツは去年はハチロクと同じクラスでしたが、今年はクラス5の最有力車種になった・・・と思います。

今回、一番人気はクラス3で11台のエントリー。私たちはクラス4での出走、このクラスは3台と、ちょっと寂しい台数でしたが。


朝イチはレッキから。
「あの山の白いところ黒いところの境目あたりを走るよ」のとおり、リエゾン区間は雪壁がありました・・・3日前くらいには路面に雪積もって除雪したそうで、コース作りの苦労がしのばれるコースです。SSは3か所を2回ずつ走って計6本18.422km、リエゾンが103km、なかなかコンパクトな設定でした。北海道の皆様は北海道地区戦EZOターマックラリーのスケール感を想像してみてください。

全体的に高速区間と低速区間のメリハリが利いていて、走り応えのある道でした。ヴィッツにはちょっと上りがキツイと思うけど、ヴィッツの敵はヴィッツなのでクラス別の勝負にはかえってノート作りを含めて腕の差が出るかもしれない設定です。特に最後の2本はあんなに低速のところもあったのに高速区間はだいぶ高速で、平均速度でいうと76km/h。レキの時に行けるコーナーと抑えるコーナーの見極め、ライン取りを織り込んで行くのが大事なように思いました。

そして今回モリゾウさんが一番上達したのもレキだったように思います。前回は松竹梅ばりの3段階ノートで、踏み切れないモヤモヤがたまっていたところが、今回は6段階になって、気をつけるべきコーナーはインフォメーションが入り、ノートで踏んでいくような高速コーナーもそういうノートを作れた。結果そのものよりも、思ったように走れたという楽しさがあったのでは?


スタート前の会場にて。サービス隊無しで来ているクルーが多いためか、お弁当つき、ゴール会場への荷物回送サービスつきです。ジュニアラリーに出てるときはそんな感じだったなあと大昔のことを思い出しました。

そんな中、ワークス体制と揶揄されるような体制でしたが、そうならざるを得ない諸事情により許してください。車については、さすがにちゃんとしているけど、”普通”以上のものでは無いですよ。


今回も開会式の後は初めての人向けラリー講座がありました。アイテナリやコマ図の見方、看板の説明、TCの作法など、至れり尽くせりです。初心者をしっかりフォローしていくという点で、TRDチャレンジから学ぶものは多いと思いました。


セレモニアルスタートもあります。
SS1,2,3,4まで走って昼休み、午後に5,6を走りました。SS2まで終わったところで「思ったように走れなかった・・・」と反省しきりのドライバー。勾配がきついので、進入で車速を落としすぎると加速しないのが原因か?と思い至り、2周目はラインを考えて、コーナー中の車速を維持できるようにしたらだいぶ良くなった。経験値を積むというのはこういうことか、と横で見ていて思いました。改善ですなあ。SS5、6は高速区間はサーキットのように踏み切り、上りのきつい低速区間は午前の反省を生かして車速を殺しすぎないように心がけ、1つのラリーの中で相当上達してしまった気がします。そんな感じで、実に内容のある1日でした。それに結果として優勝がついてきたという格好です。
あ、ほめまくってますけど、別にお世辞で言ってるわけじゃないですよ。


SS5の前で。待ち時間に記念撮影。


リエゾンは絶景です。遠くに見える雪山は乗鞍岳。もっと近くには御嶽山がそびえています。というよりも御嶽そのものです。信仰の山だけあって、リエゾンの沿道にも神様の名前を刻んだ石がたくさん立っていて、あの、その、夜だったらちょっと怖いかも・・・

そんなこんなで、モリゾウさん曰く「自画自賛」。いえ、自画自賛とはいわず、いい内容でいい結果だったと思います。次がいつなのか不明ですが、また機会あればよろしくお願いします。


帰りは翌朝早朝便で名古屋から。北海道もすっかり春です。このフキノトウはリエゾン区間の山中でオバチャンが取っていたものではなく、新千歳空港の駐車場の脇にいやというほど生えていたもの。車内では「リエゾンで迷子になって帰れなくなったら山菜採りに変える」と、ひそかに共謀していましたが、迷子にならずに済みました。よかったよかった。







10 件のコメント:

  1. のりピーさん、改めまして総合優勝おめでとうございます! 109号車Kawasakiです。モリゾウさん、お忙しい方なのにコソ練していたとは・・・(笑)でも、あの速さは圧巻です、本物です!のりピーさん、NICEナビでした!本当ほんとうにお疲れ様でした!

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    1. Kawasakiさんもクラス2位おめでとうございます!そしてお疲れ様でした~。
      今回の結果はモリゾウさんの努力の成果、迷子になって台無しにしなくてよかったです。知らない場所のリエゾンはいつもドキドキです・・・
      次いつになるか不明ですが、その時にはまたよろしくお願いします。

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    2. のりぴーさん、その時はこちらこそ宜しくお願いします!ご一緒に写真撮らせて下さい(笑)。

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    3. 恥ずかしながらいつでもどうぞ。

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  2. 雪風@ちぇりか2013年4月16日 9:24

    あえてこちらに(^^

    実は出てみたいラリーの一つでした。
    トヨタ車が好き過ぎる、ということは無いですが独立したメーカー主催ラリーということで以前から興味は持っていました。

    …まあ、北海道戦が無いのは残念なところですが(^^;

    今まではヴィッツワンメイクでしたが、トヨタ車であれば出場できるということで出れるなら出てみたいラリーですね。
    行きやすいのは…富山戦あたりですかね??

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    1. 雪風@ちぇりかさん
      例えば、北海道戦にタイトルを掛けてトヨタ車だけ別に集計するとか、やりようは考えようかもですね~。現状だとヴィッツが何台かしかいないのはちょっと寂しいですが。
      富山は新潟までフェリーで行って高速でぴゅーっと・・・今地図で見たら250kmくらいはありますけど。一番行きやすいのは群馬かな?

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  3. 優勝おめでとうございます\(^o^)/
    2回目にして早くも優勝!すごすぎます!
    山菜取りにならなくてよかったです(笑)


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    1. とってぃさん
      いつもステキな笑顔で応援ありがとうございます!
      ある意味、山菜取りも期待されていたような気がするけど、実際にそうなって皆様をドキドキさせることにならなくてよかった、ということにしておこうと思います(笑)。

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  4. 祝*優勝‼
    モリノリコンビ初優勝 本当におめでとうございます。
    何より無事で一安心です♪お疲れさまデース\(^-^ )
    午後には改善!さすがデス’’
    これからも応援しています♪ saki

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    1. sakiさん
      応援ありがとうございます(^O^)/
      内容のいいラリーで良かったです。
      それにしてもモリノリって語感が好いね。

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