2012年11月30日金曜日

TGRF2012 日曜日編

続きます。
明けて日曜日。


快晴。
富士山を見慣れた人が滅多に無いくらいよく見えているというんだから相当です。
お客さんもかなり早い時間にも関わらず、続々と来ています。さすが首都圏から近いところは違うなあ。


朝イチはラリーの同乗走行コーナーへ。今回初めてのこの企画も、1回30人×5回のチケットがこの頃にはもう完売していたそう。サーキット系イベントに馴染んだお客さんが多い(と思われる)中で、ふつうに人気のようでした。良かった。
TGRF全体に入場料を払って、さらにここで払うの?高くない?と思った感覚は、またしても世間様とズレていたようで・・・ただ、やっぱりラリーの会場で同様の入場料をいただくと想定すると「外国では道端でタダで見てるのに、高いよ」という感覚もあるわけで、この価格設定は妥当なんだろうか?とか素朴な疑問を抱いたりするわけです。「トップドライバーの運転に同乗できる」という体験、と考えると・・・まあ乗ってみたいかな。
ちなみに「1kmのコースを同乗して2,000円」を75倍すると、75kmで150,000円。あらいやだ、「最近の全日本ラリーの平均的なSS距離とエントリーフィー」じゃないですか・・・。

ここでは、シートベルトの脱着etcをお手伝いしていました。身体の硬い人は乗り降りが大変。そしてあまり大きい人は乗れる車が限られてしまって(身体半分乗ったまでは良かったけど、片足がどうしても入らないとか。小さめのバケットシートに尻が入らないとか)ちょっと気の毒な気がしました。

(写真:松井正利様撮影)

そこそこ日が高くなった頃、全体のオープニングイベントです。
奈良県明日香からこのためにやってきた和太鼓「倭」の皆様による迫力の太鼓演奏に合わせて、3台の86(運転はドリフトのトップドライバーの方々)がフィギュアスケートのようにくるくる回ってみたり、8の字を描いてみたりというショーをくりひろげ、そこに”謎のドライバー”としてモリゾウさんが乗ったGAZOO/TRDカラーの86がソロで入り、最後はスタンド前に整列する。なんかビッグバンドのジャズのようでもあります。
GAZOO/TRD号の助手席で指図するというのが今回私の仕事でした。と言っても、実際は車の道順はドライバーにおまかせで、私はタイムキーパーとして「今、1分20秒です~」とか言っていただけでしたが・・・

(写真:松井正利様撮影)
 
ショーの後はドライバーが一人ずつ呼び入れられ、モリゾウさんと握手の後、整列し、あいさつなど。そして、一同に集まり、記念撮影。これが全体のオープニングで、この後はそれぞれの場所でそれぞれのイベントが開催されるという具合です。

(写真:松井正利様撮影)
 
今回はラリーのトークショーにも呼んでいただきました。勝田選手/足立選手の全日本チャンピオンクルーと、86初優勝の三好選手、私という4人で始まったところに、”ラリードライバー”モリゾウ選手が飛び入り。写真の笑顔がものすごく楽しそうなんだけど、何の話をしている時だろう?


展示のようす。ここはMORIZO PITというところの、2006年からのモリゾウさんの軌跡を紹介するコーナー。86GAZOO/TRD号はここで展示車に。ちなみにこのコーナーの反対側には、実際のレーシングドライバーのデータを元に、ゲームで各選手に挑戦するというコーナーなどありました。


イベント全体の最後はグリッドウォーク。「ラリーショー」みたいなもんです。グリッドに各マシンを並べてドライバーが脇に立ち、そこでお客さんと交流するというもの。
86GAZOO/TRD号が展示用になってしまったためかLFA111号車の番人をおおせつかったので、皆様のじゃまにならないところで観察中。。。ここでもモリゾウさん(中央で子供としゃがんでいる人)に黒山の人だかりです。人気者だなあ。


隣のLFA番をしていた飯田章選手と記念撮影。「有名選手と記念撮影」とか、あまりやらないんですけど、応じていただきありがとうございました。機会が有ったらじっくり話をうかがってみたいです。


イベント終了後は片付けの時間。レースのトラックが格好良かった。うしろのエレベーターのところに車を載せて、2階建てになった車内の上の段に格納する仕組みです。カッコいいけど、ラリーの会場にはこのトラックは小回りが利かなすぎて入れないかも。


めったに無いという50km以上の渋滞(もちろん私は人生初体験です!)を堪能して、夜は東京泊、朝イチ便で帰ってきた私たちの島は雪でしたよ。さあ、来年に向けてがんばりますか。


 

2012年11月29日木曜日

TGRF2012 土曜日編


全国100万人のラリー日誌ファンの皆様、更新が遅くなって申し訳ありませんでした。。。
そんなわけで先週末はTOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL2012 こと略してTGRF2012に行ってきました。


イベントは日曜日ですが、今回はオープニングの86ショーに出るということで、金曜日から特訓中・・・雨上がり時々霧の天候の中、駐車場にパイロンでメインストレート(仮)を作り、何度も何度も走って、何度も観客(仮)に向かって手を振る、と。何度もやれば土手がスタンドに見えてきます、か??


翌土曜日は全体のリハーサル日。実際にコースに出る前にピットで打ち合わせ中。この後ごく限られた時間で実走行で最終確認。


隣のピットでは次の枠で走る車両が準備中。各ピットともこんな様子だった、はず。
これがLFAっていう車なのか。

ラリー以外のカテゴリーについては素人丸出しですみませんでした。そして、そこら辺にいたドライバーの方々も日本のレース界の超有名人・・・のはずですが、大変申し訳ないことにほとんどの方の顔と名前が一致しません。。。次回また呼んでいただけることがあれば、あらかじめ顔写真で勉強してから来ようと思います。ハイ。(汗

と書いて思ったけど、世界におけるラリーは「この泥臭い連中、誰よ?」ではなく、「ラリーのことあまり知らなくて申し訳ありませんでした」というほどメジャーなモータースポーツのはず。残念ながら日本は未だそうではない、それが現実でもありますね。

 
土曜日の締めは「メッセージドローイング」。土曜日に選手・関係者が先に書き、日曜の朝イチでお客さんが書くというもの。ストレートの好きな場所に好きに書いてOKです。コースに入るところでチョークを渡され、ラリーストはラリーでしょ、ということで、Love Rally を書いてみました。

日曜本番編に続きます。

2012年11月24日土曜日

Love RALLY

富士スピードウェイのメインストレートに落書きしてみました!
明日お客様がたくさん来てくれますように。

2012年11月19日月曜日

今週末は富士スピードウェイへ

「富士山が見える」
これだけでもう意味も無くテンションアップですよ。
ほら、11月3日の記事だって、「飛行機の窓から富士山が見えた」それだけのために書いたようなもんです。飛行機の席を予約する時には富士山がどっち側に見えるかイメージし、東京の女子大生だった頃にも「工学部5号館から富士山が見えるらしい」それだけのためにわざわざ階段を上がり・・・

そんな富士山の麓にある富士スピードウェイで11月25日(日)に開催される
「TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL 2012」 略してTGRF2012に行くことになりました。
アレンジしてくださった皆様、またまた新しい体験をありがとうございます。

オフィシャルページはこちら → http://www.tgrf.jp/
元々は2001年から開催されていたモータースポーツフェスティバルで、昨年からTGRFという名前に変わったとか。内容についてはレース、ドリフト、パリダカ、ラリーなどなど各カテゴリーの選手が参加して、デモラン、同乗走行、トークショーなどの他、参加型イベントでコースへの落書き(?)、キッズ向けのお仕事体験、オーナーズクラブのパレードなどなどということで、詳しくはHPにて。国内ラリー系のコンテンツが登場するのは今年初めての試みと聞きました。

ラリー系の内容はメイン会場でのデモランやトークショーのほか、特設グラベルスペシャルステージでの「コドライバー体験試乗会」というのがあるそうです。講習会付き。MASC米谷さんによれば講師はサヤカ&ユキコのLUCKチームのチャンピオンコドラの2人で、ペースノートは出来ている物を配るのかな?全日本ラリードライバーの助手席でペースノートの読む体験、ドライバーは、勝田範彦選手(インプレッサ)、粟津原豊選手(86)など豪華メンバー・・・だそうです。あらほんとに豪華。

インカーで見るとコドラの人ってみんなけっこう簡単そうに読んでいるように見えると思うけど、それが果たして簡単なのか、見た目よりドキドキなのか、ぜひ実際に体験してみてください。身長140cm以上と参加費は入場料と別で2,000円必要だそうですが。
ラリーエリアのイベント案内はこちら → http://www.tgrf.jp/event/index11.html

で、ノリピーさんは一体何してるんだろう?というのは行ってみてのお楽しみです。
良い天気で富士山がどーんと見えますように。

2012年11月6日火曜日

TRDラリーチャレンジ Rd5新城

この週末は良い仕事ができました。
TRDラリーチャレンジに初参加。自分としてはいろんな意味で完全アウェイの傭兵状態でしたが、いろんな方のサポートで無事完走できて、皆に喜んでいただけてホントに良かったです。

全日本の方は、最終戦までチャンピオン争いがもつれていたクラスで結構あっけなく決着がついてしまったようですが、今回はTRDチャレンジに行ったので、主にそちらをレポートしたいと思います。

TRDチャレンジは日曜だけの1デイイベント。土曜日は、ほぼ1日中イベント会場脇のVIPテントで立ちっぱなしの接客業務でした。朝イチで呼び出された救急救命講習会から夕方まで、昼メシ以外ずーーーっと立ってた気がします。



イベント広場で往年の名車、TA64グループBセリカ、デモラン中。1986年のアイボリーコーストで優勝した車に当時のドライバー、ビヨルン・ワルデガルド氏です。このセリカ、30年間もTTE/TMGでラリーやF1の仕事をしてきたErnst Kopp氏の個人所有のマシンをドイツから持ちこんだものだそうです。それにしても1日目の午前中からすごい人!


勝田家の3代目のデビュー戦はSS3でデイリタイア。「やっちゃった・・・」と顔に書いてありますな。カワイイ。

夕方にはモリゾウさん登場。飛び入りでデモランも。
・・・モリゾウさんが小さいというより、両側の2人が特別大きいんだと思います。ハイ。


ほらね。

これは2日目の夕方にモンスター田嶋氏がサイドシートから実況生中継の図。私サイズのこのスペースに田嶋さんが乗れることにビックリ。初めてのハチロクは座った時の感覚が意外と”普通”なことに驚きました。スポーツカーの標準体型から小さい方に外れている私がこういうスタイルの車に乗るとフロントガラスの下に座っている感覚になるだろうと予想していましたが、普通に乗用車に乗っている感じです。お世辞抜きに好感度高いです。


土曜日の夕方、全車通過後にワルデガルド氏がセリカで林道を走行しました。広場で走っているのはダートラの改造車みたいで、あ、そう、という感じでしたが、林道になるとオーラ全開です!! 音も光もものすごくカッコよかった!! 運転もきっとオーラ全開なんだと思います。同じ車を走らせてもドライバーによって全然違うからなあ。あー良いもの見た。暗い中ギャラリーコーナーまで行ったかいがありました。

日曜日。いよいよTRDラリーチャレンジです。同じコースを使いますが、主催者もサービスパークもアイテナリも(「雁峰」SSは距離も)別の違うラリーです。今回は1デイイベントで朝6時集合、レキから始まりました。レキ用の通過確認シートを渡されてビックリ。各SS、1回ずつか。初心者イベントでレキやリエゾンそれぞれにある程度の余裕を持たせた上で1日に全部詰め込むから仕方ないのかな。代わりにということなのか、コーション看板やコーステープの徹底っぷりはすごいです。「コーステープ3本のところは絶対にイッてほしくないコーナー」だそうで、コーナーの入口から出口までずーっと黄色いテープが張ってありました。ブリーフィングで「テープで車は止まりません!!」まで念を押す徹底ぶりです。

私たちは、ドライバーが初ラリーということもあり、事前打ち合わせのとおり3段階のノートを、基本的に私が作るという心構えでレキを始めましたが、1回しか走れないということもあり、すぐにドライバーが読み出し、それを私が書いていくというスタイルに変更。3段階の数字もすぐにプラスマイナス付きに変更、モリゾウさん曰く次回出るときは6段階にしよう、と、初めてのレキとは思えない、そしてラリー初めてとは思えないカイゼンっぷりでした。こうして予想以上にちゃんとしたノートを作ってレキ終了。



開会式では後ろの方の空席に座ろうとしたら前に座れと言われ、「態度がデカい初心者だと思われる」と言いながらモリゾウさんも挨拶。レキで「前に並んでいる車がみんなヴィッツなのを見て、ああトヨタ車がいっぱい走っていると感激した」後に、実際はコドラの人に「トヨタ車限定のラリーなんだから当たり前です」と冷静に突っ込まれていたのはここだけの話です。


SSスタート待ち中に、求めに応じて選手と記念撮影したり、


ギャラリーの人だかりができて、ここでもいろんな人と記念撮影したり話をしたり、モリゾウさんはどこに行っても大注目の大人気で、しかもそれに出来る限りちゃんと対応しているのがすごい。
そして運転は上手いです。林道を初めて競技で走る時って、誰でも行き過ぎたり行かな過ぎたりすると思うんだけど、そういうことが無い。ほうらいせんのギャラリーの目の前のタイトコーナーを”踏んでない”感じで走っている動画がYoutubeに上がっていて、「ドライブ?」と書かれていましたが、あれはコドラが「このコーナーは絶対に欲張ってはイカン。徐行!!」とウルサイからであって、けっして踏めていないからではないんです。




2回使うSSではしっかりタイムアップしながら5本のSSをすべて走りきって、セレモニアルフィニッシュではこの状態に。カメラに囲まれました・・・。ラリー会場に前代未聞のメディアの数です。すごい。モリゾウさんはメディアにも常に笑顔で対応、いやはや、ほんとに大変ですね。。。
ラリーはクラス8位で、まずまずの成績で無事完走です。あー完走できて本当によかった!


ごほうび?にあのセリカに同乗させてもらっちゃいました。インパネも当時のままです。超カッコいい!!


ああ、今日のラリーは終わったんだなあ・・・というひとコマ。
楽しい一日でした。紆余曲折あって急遽乗ることになった、ある意味”ありえない”機会をいただいたことに感謝します。GazooRacingの皆様、LUCKの皆様ありがとうございました。


今日からまた元の普通のコに戻って来年に向けてがんばります。
車も予算も無いけど、来年どうする?卓麻。
どういう形であるにせよ、こんな明るい日の出みたいな2013シーズンを迎えたいものです。








2012年11月4日日曜日

TRDラリーチャレンジ 速報

全然速くない速報です。
楽しく壊さず間違わず、無事ミッション達成しました!よかった〜!
関係の皆様、お疲れさまでした&ありがとうございました。
まとめ記事は改めて。では。

モリゾウさん登場

新城ラリーデイ1のハイライトはある意味これだったかもしれない。
どんな有名ドライバーへの視線とも違う、ちょっと異様な感じとまで言ってしまってもいいかもしれない。ものすごい注目度でした。
…本人は全く気にする様子もなくデモランしていましたが。スゴイなあ。

2012年11月3日土曜日

新城ラリー デイ1

…のイベント会場にいます。
ワルデガルド様のデモラン中。選手はサービスパーク隣のギャラステを走っている頃だと思います。
おなかすいた…

TRDラリーチャレンジ 移動日

札幌は晩秋の冷たい雨で、ああもう紅葉も終わりか…と思わせるような天気でしたが、こちらは今が秋の盛りっぽい。飛行機から見る雪化粧の富士山と南アルプスが素晴らしかったです。

今日(土曜日)はオフィシャル業務の一日、らしい。何やるのかな〜?